後半のパス成功率は75パーセント。
[W杯アジア最終予選] 日本 4-0 タイ/3月28日/埼玉
28日のタイ戦、酒井高徳はボランチに挑戦した。所属のハンブルクで任された経験はあるが、日本代表としては初めて。本職ではないだけに、試合立ち上がりはパスミスが目立った。
前半のパス本数は35本で、成功数は22本(成功率63パーセント)。そのなかで相手にカットされた回数が多かったのは、やはり立ち上がりの10数分だった。
しかし、時間が経つごとに、パフォーマンスは上がった。18分には鋭いサイドチェンジで右ウイングの久保にボールを送り、相棒の山口が左足で強烈なシュートを放つチャンスへとつなげた。また、24分には岡崎との絡みで攻め上がり、好機を演出。オーバーラップで攻撃に厚みを加える場面も増えていった。
だが、本人は「ボランチとして(ボールを)落ち着けたいという意識はあった。(香川)真司くんともボールサイドでリズムを作ろうという話をしていたが、その段階でミスが起きてしまった」と、反省を口にする。
チームも前半で2点のリードを得たが、手放しで喜べる出来ではなかった。
もっとも、酒井は後半、さらに新ポジションへの慣れを見せた。16本中12本を成功(成功率75パーセント)と、前半よりもパスの精度を上げたのだ。
72分にはルーズボールを相手と競り合いながらキープし、華麗なターンから本田圭佑へのスルーパスを狙ったプレーには、スタンドから拍手が起こった。酒井高自身は反省の言葉を並べたが、90分を通じて決して悪いパフォーマンスではなかった。
また、酒井高は前半、後半ともに出場選手全員とパス交換をしている。これは、ボランチとしての仕事をこなそうと、ピッチを広範囲に動き回っていた証だ。
ちなみにパスを出した相手、パスを受けた相手として、最も多かったのはともにCBの森重真人だった。
28日のタイ戦、酒井高徳はボランチに挑戦した。所属のハンブルクで任された経験はあるが、日本代表としては初めて。本職ではないだけに、試合立ち上がりはパスミスが目立った。
前半のパス本数は35本で、成功数は22本(成功率63パーセント)。そのなかで相手にカットされた回数が多かったのは、やはり立ち上がりの10数分だった。
しかし、時間が経つごとに、パフォーマンスは上がった。18分には鋭いサイドチェンジで右ウイングの久保にボールを送り、相棒の山口が左足で強烈なシュートを放つチャンスへとつなげた。また、24分には岡崎との絡みで攻め上がり、好機を演出。オーバーラップで攻撃に厚みを加える場面も増えていった。
だが、本人は「ボランチとして(ボールを)落ち着けたいという意識はあった。(香川)真司くんともボールサイドでリズムを作ろうという話をしていたが、その段階でミスが起きてしまった」と、反省を口にする。
チームも前半で2点のリードを得たが、手放しで喜べる出来ではなかった。
もっとも、酒井は後半、さらに新ポジションへの慣れを見せた。16本中12本を成功(成功率75パーセント)と、前半よりもパスの精度を上げたのだ。
72分にはルーズボールを相手と競り合いながらキープし、華麗なターンから本田圭佑へのスルーパスを狙ったプレーには、スタンドから拍手が起こった。酒井高自身は反省の言葉を並べたが、90分を通じて決して悪いパフォーマンスではなかった。
また、酒井高は前半、後半ともに出場選手全員とパス交換をしている。これは、ボランチとしての仕事をこなそうと、ピッチを広範囲に動き回っていた証だ。
ちなみにパスを出した相手、パスを受けた相手として、最も多かったのはともにCBの森重真人だった。