慈善試合でまさかの「肘打ち」。マンUのOBが相手を病院送りに…

カテゴリ:ワールド

ワールドサッカーダイジェスト編集部

2017年03月27日

現役時代には相手を殴って一発退場に。

パースで行なわれたチャリティーマッチには、サハ(左から1人目)やヨーク(左から2人目)などスターが集結。そのお祭りムードに水をさしたのが、ギレスピー(右から2人目)だ。 (C)Getty Images

画像を見る

76分だった。マークするヘファーナンに突然エルボーを見舞う。慈善試合で熱くなったギレスピー(写真)には非難の声が……。 (C)Getty Images

画像を見る

 2014年4月18日、将来を嘱望されたウェストハムに所属する20歳の若者が、精巣がんのためこの世を去った。オーストラリア出身のディラン・トンビデスだ。
 
 その後、トンビデスの母親が精巣がんの認識を高め、また同じ病気で苦しむ人たちを救うことを目的とする『DT38財団』を設立した。3月25日にオーストラリアのパースで行なわれたのは、同財団の運営資金を集めるための慈善試合。マンチェスター・ユナイテッドOB対オーストラリア代表OBという豪華マッチが実現し、ポール・スコールズ、ドワイト・ヨーク、ブライアン・ロブソン、ルイ・サハ、クイントン・フォーチュンといったスターが駆け付けた。
 
 しかし……。76分、マンUのOBとしてプレーしていたキース・ギレスピーが、お祭りムードに水を差す。0-3と大量リードを奪われイライラが募っていたのか、マークしていた相手DFディーン・ヘファーナンの顔面にエルボーを見舞ったのだ。顎に損傷を負って病院送りとなったヘファーナンは、現地メディアによれば歯を数本失ったという。
 
 言い逃れできなかったのは、そのシーンをTVカメラが捉えていたからだ。試合後、ギレスピーは自身のSNS上で「彼を傷つけるつもりはなかった」と謝罪したものの、非難が殺到したのは言うまでもない。
 
 ニューカッスルやブラックバーンでも活躍した元北アイルランド代表MFのギレスピーは、現役時代にも何度かピッチ上でトラブルを起こしている問題児。相手に殴り掛かって一発退場を言い渡された“前科”がある。引退後はアルコール中毒やギャンブル依存に悩まされていた。
 
 42歳になった現在も、血の気の多い性格はまったく変わっていないようだ。
 
文:ワールドサッカーダイジェスト編集部
 
【関連記事】
ジェノアで活躍中のシメオネ息子、私生活ではゴールならず…父の恋人より年上のイタリア美女と破局
現代サッカーで「レジスタ」は絶滅種? 名手ピルロが指摘するその理由とは――
ジエゴ・コスタが「フランス3強」への移籍に前向き? 酒井宏樹所属のマルセイユも称賛
【日本代表】「例えば本田の先発はあるのか」。タイ戦のスタメンを訊かれたハリルは?
今度こそ本当に実現? 「チャイナ・ミラン」誕生は4月14日!

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 世界各国の超逸材を紹介!
    4月18日発売
    母国をさらなる高みに導く
    「新・黄金世代」大研究
    列強国も中小国も
    世界の才能を徹底網羅!!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ