【CL展望|ナポリ×R・マドリー】攻めるナポリ、受け身のマドリーという展開か?

カテゴリ:ワールド

ワールドサッカーダイジェスト編集部

2017年03月07日

2点のリードを考慮して得意のカウンター狙いで。

予想フォーメーション
出場停止/ナポリ=なし R・マドリー=なし
故障者/ナポリ=トネッリ R・マドリー=ヴァランヌ、コエントラン

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ハムシク(左)が中盤でカゼミーロ(右)に抑えられるようだと、ナポリの逆転は困難に。(C)Getty Images

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チャンピオンズ・リーグ 決勝トーナメント1回戦
3月7日(火)/20:45(日本時間28:45)
ナポリ×レアル・マドリー
主審:ジュネイト・チャクル(トルコ)

【注目ポイント/ナポリ】
●ハムシクのラストパス
●カウンターへの対応

【注目ポイント/レアル・マドリー】
●公式戦46試合連続得点中の破壊力
●中盤から最終ラインにかけての守備

【試合展望】
 第1レグでナポリを3-1で退けたレアル・マドリーに分があると見て間違いない。

 チームとしての機能性は十分とは言えないながらも、クリスチアーノ・ロナウドを筆頭に独力ですべてを解決しうる傑出したタレント力を備えている。とりわけ、公式戦46試合連続得点中という個の力を前面に押し出した圧倒的な攻撃力は大きな武器となるはずだ。その破壊力は、先制を許しながら力技で3点をもぎ取った第1レグでも証明済みだ。

 戦術的な相性も悪くない。ガレス・ベイルやC・ロナウドの個人技を活かした速攻は相変わらず抜群のキレを誇る。対するナポリは攻撃的MFのマレク・ハムシクを起点としたパスワークが生命線。ある程度は相手にボールを預けつつも、アンカーのカゼミーロやCBセルヒオ・ラモスを中心に堅牢を築いてセーフティーに試合を進め、ボールを奪うや一気にカウンターでフィニッシュ――。そうした得意な形に持ち込めば、大勝もありえる。

 その意味でも、ナポリは仕掛けからフィニッシュへと至る最終局面のクオリティーが鍵を握る。強豪相手に中盤やサイドでボールを保持しながら、偽のCFとして前線を動き回るドリース・メルテンスに良い形でボールを入れられず、カウンターから失点。そんなもどかしい場面が、今シーズンは何度も見受けられた。

 幸い、ローマとの大一番(セリエA27節)で2ゴールを挙げて勝利の立役者となるなど、メルテンスは好調を維持している。万全のコンディションとは言えないものの、膝の怪我が癒えたアルカディウシュ・ミリクの存在も心強い。

 それだけに、多彩なパスで攻撃を操るハムシク、崩しを担うホセ・マリア・カジェホン、ロレンツォ・インシーニェの両ウイングの出来が、相手のカウンターへの対応と併せてポイントとなりそうだ。

 ナポリはここまで公式戦13勝4分け3敗とホームで上々の結果を残しており、第1レグでアウェーゴールを奪ってもいる。ディフェンディング・チャンピオン相手に簡単なミッションではないが、2-0でも勝ち抜けるだけに、希望は少なからずある。

文:ワールドサッカーダイジェスト編集部
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