G大阪の強みとは――。
[J1・2節]柏1-3G大阪/3月5日(日)/柏
ACLグループステージ・2節の済州ユナイテッド戦で、G大阪はホームで1-4とまさかの大敗。新しく採用した3-5-2のシステムが機能せず守備が崩壊した。
【柏 1-3 G大阪 PHOTO】アウェーのG大阪が長沢の2ゴールで快勝!
しかし、同様のシステムで臨んだ3日後の柏戦では、ACLでの大敗が嘘だったかのように3-1の快勝。連戦の疲労を感じさせないハイパフォーマンスを見せる。
この日のチームは明らかに何かが違っていた。果たしてこの3日間で何が起こったのか。
柏戦で2得点を決め勝利の立役者となった長沢駿は以下のように語る。
「この間のACLの試合は、みんな相当悔しかったと思う。しかもホームでああいう負け方をしてしまったので、あんな試合は二度としたくない。そういう気持ちがかなり出ていた」
練習は「意外といつも通りだった」という。おそらくトレーニングでは戦術の修正に時間を割いたはずだが、一番大きく変わったのはメンタル面だった。〝負けたくない″という気持ちが何よりの特効薬になったようだ。
「『戦術がどう』とか『システムがどう』とか言いますけど、意外とそういうのは関係なくて、球際やセカンドボールのところで負けないこと。サッカーはそういう部分が一番大事。あまりシステムに捉われず、目の前の敵に負けないような戦い。それができていれば、間違いなく勝ち続けられる」
思い返せば、G大阪というチームは、2012年に初めてJ2降格を味わってから、1年でJ1に復帰を果たし、2014年には、圧巻の勝負強さを見せて国内三冠(リーグ、ナビスコカップ、天皇杯)を達成している。
このリバウンドメンタリティこそ、G大阪の強みなのかもしれない。そうだとすれば、昨季3年ぶりにタイトル獲得を逃して迎えた今季は――。
「去年は無冠で終わって悔しい想いをしたので、今年にかける想いは僕自身もかなり強いです」
長沢が発したプロ選手としてごく当たり前の欲を含んだこの言葉も、いやに厳めしさを帯びている。
取材・文:多田哲平(サッカーダイジェストWEB編集部)
ACLグループステージ・2節の済州ユナイテッド戦で、G大阪はホームで1-4とまさかの大敗。新しく採用した3-5-2のシステムが機能せず守備が崩壊した。
【柏 1-3 G大阪 PHOTO】アウェーのG大阪が長沢の2ゴールで快勝!
しかし、同様のシステムで臨んだ3日後の柏戦では、ACLでの大敗が嘘だったかのように3-1の快勝。連戦の疲労を感じさせないハイパフォーマンスを見せる。
この日のチームは明らかに何かが違っていた。果たしてこの3日間で何が起こったのか。
柏戦で2得点を決め勝利の立役者となった長沢駿は以下のように語る。
「この間のACLの試合は、みんな相当悔しかったと思う。しかもホームでああいう負け方をしてしまったので、あんな試合は二度としたくない。そういう気持ちがかなり出ていた」
練習は「意外といつも通りだった」という。おそらくトレーニングでは戦術の修正に時間を割いたはずだが、一番大きく変わったのはメンタル面だった。〝負けたくない″という気持ちが何よりの特効薬になったようだ。
「『戦術がどう』とか『システムがどう』とか言いますけど、意外とそういうのは関係なくて、球際やセカンドボールのところで負けないこと。サッカーはそういう部分が一番大事。あまりシステムに捉われず、目の前の敵に負けないような戦い。それができていれば、間違いなく勝ち続けられる」
思い返せば、G大阪というチームは、2012年に初めてJ2降格を味わってから、1年でJ1に復帰を果たし、2014年には、圧巻の勝負強さを見せて国内三冠(リーグ、ナビスコカップ、天皇杯)を達成している。
このリバウンドメンタリティこそ、G大阪の強みなのかもしれない。そうだとすれば、昨季3年ぶりにタイトル獲得を逃して迎えた今季は――。
「去年は無冠で終わって悔しい想いをしたので、今年にかける想いは僕自身もかなり強いです」
長沢が発したプロ選手としてごく当たり前の欲を含んだこの言葉も、いやに厳めしさを帯びている。
取材・文:多田哲平(サッカーダイジェストWEB編集部)