堅守速攻のクオリティーアップに大きく寄与。
いよいよ佳境を迎えた2017年アフリカ・ネーションズカップ。2月1日に行なわれた準決勝の第1ゲームでは、エジプトがPK戦の末にブルキナファソを下し、決勝に駒を進めた。
そのエジプトの4大会ぶりのファイナル進出の原動力となったのが、腕章を巻くエッサム・エル・ハダリー。大会開幕直後の1月15日に44歳を迎えたベテラン守護神である。
経験に裏打ちされた鋭い読みを駆使して初戦から好セーブを連発するのみならず、的確なコーチングでディフェンスラインをコントロール。最終ラインに安定感をもたらしているエル・ハダリーは、かつてインテルやバレンシアを率いた知将エクトル・クーペルが標榜する堅守速攻のクオリティーアップに大きく寄与している。
チームがグループステージを無失点で突破し、難敵モロッコとの準々決勝に1-0で競り勝てたのは、このベテランGKの奮闘の賜物に他ならない。
何より光ったのが準決勝での活躍だ。1-0とリードして迎えた73分に、今大会初の失点を許しはしたが、延長戦を含めたその後の約40分間をシャットアウト。PK戦ではふたつのシュートを阻止して、チームをファイナルに導いた。
レギュラーとして出場した06年大会からの3連覇に貢献するなど、栄光を掴んでもなお高いモチベーションを維持し、トップレベルのGKであり続けているエル・ハダリー。老いて益々盛んな守護神には、カメルーンと対戦する2月5日の決勝でもハイパフォーマンスが期待できそうだ。
そのエジプトの4大会ぶりのファイナル進出の原動力となったのが、腕章を巻くエッサム・エル・ハダリー。大会開幕直後の1月15日に44歳を迎えたベテラン守護神である。
経験に裏打ちされた鋭い読みを駆使して初戦から好セーブを連発するのみならず、的確なコーチングでディフェンスラインをコントロール。最終ラインに安定感をもたらしているエル・ハダリーは、かつてインテルやバレンシアを率いた知将エクトル・クーペルが標榜する堅守速攻のクオリティーアップに大きく寄与している。
チームがグループステージを無失点で突破し、難敵モロッコとの準々決勝に1-0で競り勝てたのは、このベテランGKの奮闘の賜物に他ならない。
何より光ったのが準決勝での活躍だ。1-0とリードして迎えた73分に、今大会初の失点を許しはしたが、延長戦を含めたその後の約40分間をシャットアウト。PK戦ではふたつのシュートを阻止して、チームをファイナルに導いた。
レギュラーとして出場した06年大会からの3連覇に貢献するなど、栄光を掴んでもなお高いモチベーションを維持し、トップレベルのGKであり続けているエル・ハダリー。老いて益々盛んな守護神には、カメルーンと対戦する2月5日の決勝でもハイパフォーマンスが期待できそうだ。