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【2017年の注目銘柄|リーガ編】パスサッカーを貫くセビージャとソシエダ、癌克服が期待される逸材DF etc.

カテゴリ:ワールド

下村正幸

2017年01月01日

セビージャはシステムや選手を頻繁に変える。

ナスリ(左)を中心とするセビージャの攻撃サッカーは、戦術的柔軟性を含めて魅力満点だ。(C)Getty Images

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 中堅クラブの頑張りが目立つ今シーズンのリーガ・エスパニョーラにあって、その代表格がセビージャとレアル・ソシエダだ。
 
 セビージャはホルヘ・サンパリオ監督がシステム、選手の役割・ポジションを頻繁に変更する変幻自在の采配を見せる一方で、ソシエダはエウセビオ監督がスタメンを固定化することによる組織力の高さを強みにオーソドックスな采配を見せる。
 
 また陣容を見渡しても、毎年のように大幅な刷新を敢行しながら新陳代謝を図る前者、テレビ放映権料による収入増を追い風に主力の流出を食い止め、組織の熟成を図ってきた後者と対照的。とはいえ両者ともにポゼッション重視という確固としたコンセプトがブレない戦いを可能にし、それが快進撃の要因となっているのは間違いないところだ。
 
 ポゼッションに対して、その2チームにも負けず劣らない強いこだわりの姿勢を見せるのが、ラス・パルマスだ。ストリート上がりの地元出身のテクニシャンたちが、キケ・セティエン監督の植え付けた組織力を土台にピッチの幅を広く使いながら、コンビネーションやワンツーを駆使して小気味よく中央を突破していくサッカーは爽快感に満ちている。
 
 頼れるFWの不在が響いているが、もしここに今冬の移籍市場で獲得に動いている地元出身の点取り屋ヘセ・ロドリゲス(パリSG)が加われば、後半戦に向けてさらに期待が膨らむ。
 
 そのポゼッションを土台にしたプレースタイルの見直しを図っているのが、アスレティック・ビルバオのエルネスト・バルベルデ監督だ。もともと柔軟性と決断力に定評のある指揮官だが、アリツ・アドゥリスとラウール・ガルシアという2人のベテラン強力ストライカーの高さと得点力を活かすために、縦に早いシンプルな攻撃を突き詰めている。
 
 ただ、その反動として司令塔ベニャ・エチェバリアへの依存度が高まり、さらにその過程の中でイケル・ムニアイン、アンデル・イトゥラスペといったテクニシャンの存在感が低下。現地ではその采配に賛否両論が巻き起こっている。
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