• トップ
  • ニュース一覧
  • 【日本代表/この一枚】原口が背中で示す自信。「『絶好調』というふうに書かれるのが嫌」

【日本代表/この一枚】原口が背中で示す自信。「『絶好調』というふうに書かれるのが嫌」

カテゴリ:日本代表

白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

2016年11月17日

「たまたま調子が良いわけじゃないんです」

サウジ戦で獅子奮迅の活躍を見せた原口。(C)SOCCER DIGEST

画像を見る

[ロシアW杯アジア最終予選]日本 2-1 サウジアラビア/11月15日/埼玉

 原口の後方でプレーしていた長友が「(原口)元気がいなかったらどうなっていたか」と試合後に話したように、最後まで足を止めずに戦い抜いた背番号8は文字通り勝利の立役者になった。

 しかし、本人は自身の活躍よりもチームが勝てたことにホッとしていた。「ゴールは本当におまけみたいなもの。チームが勝つために戦っているので。もちろん良かったですけど、ゴールは本当におまけみたいなものです」。

 ミックスゾーンの原口は至って冷静だった。驕ったような発言はなく、「みんなのおかげ」というニュアンスの表現を何度か使っていた。

 オマーン、サウジアラビアと対戦した11月シリーズの前にも、原口はドイツでこんなことを言っていた。

「『原口、絶好調』というふうに書かれるのが、僕は嫌なんです。好調というか、(10月シリーズまで)こうして結果を出せたのはある意味、必然なんです。そのためにいろんな準備をしてきたので、たまたま調子が良いわけじゃないんです。ここからもっと成長できるはずだし、むしろここがスタートくらいのつもりでいます。だから、ああいう書かれ方は本意ではない」

 ワールドカップ・アジア最終予選を戦う原口は守備の局面でコースを切るだけではなく、ボールを奪おうともする。そして攻撃の局面では誰が相手であろうと1対1になれば果敢に仕掛ける。そうしたプレーから感じられるのは、確固たる自信だ。自信があるからこそ、「絶好調」という安易な言葉で評価されたくないのだろう。

「自分に自信があるというより、取り組んでいるトレーニングや姿勢に自信を持っています。その自信をさらに大きなものにしていければいいですけどね」

 果たして、左SBの長友に原口の背中はどう映っていたのだろうか。長友の「(原口は)凄い選手になっている」というコメントから察すれば、とても大きな、そして頼もしい背中に見えていたはずだ。

【日本代表PHOTO】サウジアラビア戦の美女サポーターたち♥

【日本 2-1 サウジアラビア|PHOTOギャラリー】清武、原口のゴールでグループ首位を撃破し、暫定2位に浮上!

11月10日発売号は原口元気選手の巻頭インタビューに加えて、本誌恒例の「“最新”移籍相関図」をお届けします。これを読めばストーブリーグの見どころが丸わかり! またクラブダイジェストはJ2の松本山雅です。

画像を見る

【関連記事】
【日本代表】原口はいったい何キロ走ったのか。感動すら覚えた“諦めない走り”
【日本代表】原口の「魂の激走」は全国民の心を打ったに違いない
【日本代表】「世代交代」というフレーズにピンとこない原口が語る“代表チームの在り方”
【日本代表/この一枚】玄人筋をも唸らせる“大迫の凄さ”を捉えた決定的瞬間
【セルジオ越後】本田は「リトル本田」のまま。原口と大迫が“看板”なんて重要でないと証明したね

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 王国の誇りを胸に
    4月10日発売
    サッカー王国復活へ
    清水エスパルス
    3年ぶりのJ1で異彩を放つ
    オレンジ戦士たちの真髄
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 特別企画
    5月1日発売
    プレミアリーグ
    スター★100人物語
    絆、ルーツ、感動秘話など
    百人百通りのドラマがここに!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 完全保存版
    1月17日発売
    第103回全国高校サッカー選手権
    決戦速報号
    前橋育英が7年ぶりの戴冠
    全47試合&活躍選手を詳報!
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ