ハリルホジッチ監督も先の代表メンバー発表の席で「遠藤」の名は出さなかった。
今でも遠藤保仁を日本代表に復帰させたほうがいいと考えているファンはどれだけいるだろうか。
【浦和 4-0 G大阪 PHOTO】 宿敵G大阪相手に浦和が4発快勝!
浦和に0‐4と完敗した一戦で判断するかぎり、遠藤はもはやスペシャルな存在ではなかった。本人は「(コンディションは)100パーセントではないですけど、過去にこれぐらいの怪我では普通にやっていましたし、あまりに気にせずに」と浦和戦後に言っていたが、攻守両面でほとんど存在感がなく、明らかにパフォーマンスは低調だったのだ。
もちろん、本人も反省している。
「自分たちのミスが多かった。良い状態でボールを奪えませんでしたね。(中略)ほぼ守備しかしてないし、攻撃で走る距離を増やしていかないといけない」
こうして客観的に分析できるところはさすがだが、ピッチの上での影響力はどれほどのものなのか。実際に対戦した浦和の柏木陽介はこんなことを言っていた。「アデミウソンに入った時が一番怖いというのはスカウティングであった」と。このコメントからは、浦和がもっとも警戒していたのは遠藤ではなくアデミウソンだったということが推測できる。
2年前、G大阪が三冠を達成した時は明らかに“危険人物”だった。宇佐美貴史とパトリックを巧みに操ってチームを文字通り仕切っていたが、今季は当時ほどのインパクトがない。例年よりもスーパーな活躍をしている試合が減っているのは、今季のリーグ戦での『サッカーダイジェスト』の採点を見ても分かるはずだ。
第1ステージ
1節・鹿島戦/5.5
2節・甲府戦/6.5
3節・大宮戦/6
4節・神戸戦/6
5節・横浜戦/5
6節・仙台戦/5.5
7節・柏戦/5
8節・福岡戦/6
9節・川崎戦/5
11節・新潟戦/5.5
12節・磐田戦/6.5
13節・広島戦/6
14節・FC東京戦/5.5
15節・湘南戦/5.5
10節延期分・浦和戦/6.5
16節・鳥栖戦/6
17節・名古屋戦/6
第2ステージ
1節・鹿島戦/7
2節・仙台戦/6
3節・大宮戦/6.5
4節・福岡戦/6
5節・柏戦/6
6節・広島戦/6
7節・鳥栖戦/6
8節・磐田戦/6
9節・神戸戦/4.5
10節・湘南戦/6.5
11節・甲府戦/6.5
12節・名古屋戦/6
13節・FC東京戦/6
14節・浦和戦/5
※「6」が及第点。
この採点によれば、MOM(マン・オブ・ザ・マッチ)級の活躍をしたのは第2ステージ・1節の鹿島戦のみ。「いやいや、第2ステージはここまで十分に安定したパフォーマンスを見せているではないか」との見方もあるだろうが、日本代表でプレーできるほどのレベルにあるかは疑問符が付く。
同じベテランの川島永嗣や中村憲剛を追跡しているハリルホジッチ監督も、先の代表メンバー発表の席で「遠藤」の名は出さなかった。日本代表最多キャップ数を誇る遠藤にムードメーカー的な役割を与えるというのもひとつの選択肢のように映るが、現状ではハリルホジッチ監督の中で川島や中村より序列が下ということだろう。
ある意味、遠藤は正念場を迎えている。万全なコンディションではないとはいえ、ひとつ確かなのは浦和戦のようなパフォーマンスを続ければ代表復帰など到底無理だということだ。
【浦和 4-0 G大阪 PHOTO】 宿敵G大阪相手に浦和が4発快勝!
浦和に0‐4と完敗した一戦で判断するかぎり、遠藤はもはやスペシャルな存在ではなかった。本人は「(コンディションは)100パーセントではないですけど、過去にこれぐらいの怪我では普通にやっていましたし、あまりに気にせずに」と浦和戦後に言っていたが、攻守両面でほとんど存在感がなく、明らかにパフォーマンスは低調だったのだ。
もちろん、本人も反省している。
「自分たちのミスが多かった。良い状態でボールを奪えませんでしたね。(中略)ほぼ守備しかしてないし、攻撃で走る距離を増やしていかないといけない」
こうして客観的に分析できるところはさすがだが、ピッチの上での影響力はどれほどのものなのか。実際に対戦した浦和の柏木陽介はこんなことを言っていた。「アデミウソンに入った時が一番怖いというのはスカウティングであった」と。このコメントからは、浦和がもっとも警戒していたのは遠藤ではなくアデミウソンだったということが推測できる。
2年前、G大阪が三冠を達成した時は明らかに“危険人物”だった。宇佐美貴史とパトリックを巧みに操ってチームを文字通り仕切っていたが、今季は当時ほどのインパクトがない。例年よりもスーパーな活躍をしている試合が減っているのは、今季のリーグ戦での『サッカーダイジェスト』の採点を見ても分かるはずだ。
第1ステージ
1節・鹿島戦/5.5
2節・甲府戦/6.5
3節・大宮戦/6
4節・神戸戦/6
5節・横浜戦/5
6節・仙台戦/5.5
7節・柏戦/5
8節・福岡戦/6
9節・川崎戦/5
11節・新潟戦/5.5
12節・磐田戦/6.5
13節・広島戦/6
14節・FC東京戦/5.5
15節・湘南戦/5.5
10節延期分・浦和戦/6.5
16節・鳥栖戦/6
17節・名古屋戦/6
第2ステージ
1節・鹿島戦/7
2節・仙台戦/6
3節・大宮戦/6.5
4節・福岡戦/6
5節・柏戦/6
6節・広島戦/6
7節・鳥栖戦/6
8節・磐田戦/6
9節・神戸戦/4.5
10節・湘南戦/6.5
11節・甲府戦/6.5
12節・名古屋戦/6
13節・FC東京戦/6
14節・浦和戦/5
※「6」が及第点。
この採点によれば、MOM(マン・オブ・ザ・マッチ)級の活躍をしたのは第2ステージ・1節の鹿島戦のみ。「いやいや、第2ステージはここまで十分に安定したパフォーマンスを見せているではないか」との見方もあるだろうが、日本代表でプレーできるほどのレベルにあるかは疑問符が付く。
同じベテランの川島永嗣や中村憲剛を追跡しているハリルホジッチ監督も、先の代表メンバー発表の席で「遠藤」の名は出さなかった。日本代表最多キャップ数を誇る遠藤にムードメーカー的な役割を与えるというのもひとつの選択肢のように映るが、現状ではハリルホジッチ監督の中で川島や中村より序列が下ということだろう。
ある意味、遠藤は正念場を迎えている。万全なコンディションではないとはいえ、ひとつ確かなのは浦和戦のようなパフォーマンスを続ければ代表復帰など到底無理だということだ。