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「最大の失策」「日本のファンに伝えたいのは…」久保建英の負傷にソシエダ番記者が悲嘆 新指揮官の“酷使”に苦言「1か月も経たないうちにタケをオーバーヒートさせた」【現地発】

カテゴリ:海外日本人

ミケル・レカルデ

2026年01月23日

「試合直後のクラブ内には悲観的な空気が漂っている」

左足のハムストリングを負傷した久保。(C)Getty Images

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 ペッレグリーノ・マタラッツォには、確かに「何か」がある。彼は就任からわずか公式戦4試合で、レアル・ソシエダの顔つきを完全に変えてしまった。リーグ戦に限れば、3試合で勝点9のうち7を獲得。降格圏に片足を突っ込んでいたチームを、一気に9位まで押し上げたのだ。

 皮肉にも、シーズン中ずっとソシエダの危機を嘲笑っていた永遠のライバル、アスレティック・ビルバオと勝点で並ぶところまで来た(20節終了時点)。ようやく、降り続いていた雨が小止みになった。

 ソシエダがバルセロナに勝利(2-1)したことは、熱心なサポーターにとっては驚きではない。だが、GKレミロが超自然的なセーブを連発し、バルサのシュートが5度もポストやバーを叩いた末の結果であることを考えれば、それは今月20日に祝われたサン・セバスティアンの守護聖人がゴールマウスに立ってシュートの嵐を撥ね退けたのではないかと思えるほどだった。

 普通ではあり得ない事態だが、かつてはその逆の「奇跡」が起きたこともあった。もっとも、バルサ側のメディアはソシエダをカバーする我々よりも遥かに巨大な発信力を持っているため、報じられ方は違うだろうが。
 
 レミロが試合後に認めた通り、これは「自分たちを信じられるかどうか」の問題だ。マタラッツォはその点において最高の一人に見える。彼の言葉には全員を納得させる不思議な説得力があり、まるでグリム童話の『ハメリンの笛吹き』が奏でる旋律のように、選手たちの心を捉えて離さない。

 これまで多くの者が、アメリカ人新監督は『とてつもない強運の持ち主』に過ぎないと冷ややかな目を向けてきた。確かにヘタフェ戦やオサスナ戦では土壇場のゴールで勝利を収めた。だが、その勝利はチームがそれに見合う努力を重ねた末の正当な対価であった。バルサ戦に至っては、もはや「運があった」どころではない。彼は自らの庭園に水を撒き続け、耐え抜き、計り知れない価値を持つ勝点3を掴み取ったのだ。

しかし、マタラッツォのすべてが黄金のように輝いているわけではない。この短い期間における最大の失策は、タケ・クボ(久保建英)をケアせず、その結果、壊れてしまったことだ。これによりタケは約2か月の離脱を余儀なくされるだろう。クラブの診断書には「左足ハムストリングの筋肉系の負傷」とだけ記され、詳細は伏せられている。

 筋肉系の怪我に不慣れなタケが、負傷の瞬間にパニックに陥り、あのような絶望的な反応を見せたのだと考えれば、実際の診断結果が予想より軽く済む可能性もゼロではないだろう。ただ試合直後のクラブ内には悲観的な空気が漂っており、現在は「深刻な負傷」として6~8週間の離脱と囁かれている。
 
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