【日本代表】なぜバックアップに35歳の中村憲剛? 変化してきたハリルの選出基準

カテゴリ:日本代表

白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

2016年08月27日

就任当初は「年齢」を気にしていたハリルホジッチ監督だが…。

ハリルホジッチ監督は若手がなかなか台頭してこない現状を危惧している。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

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 2015年3月、ハリルホジッチ監督は就任後初のメンバー発表会見ではっきりとこう言った。
 
「みなさんにお見せしたリストの中には若い選手が多く含まれている。遠藤(保仁)は非常に経験豊富で、仲間からの信頼も厚く、自らの役割を理解している。だが、今回はより若い選手を招集した。
 
日本代表に長く貢献した遠藤は、日本のレベルをかなり高いところまで上げてくれた。ただ、このリストに入っていない。御存知の通り、私はロシア・ワールドカップの準備をしている。ここ数年日本代表を貢献した彼を忘れてはいけない。彼に敬意を表すことをここに付け加えたい」
 
 要するに、3年後のワールドカップを見据えたチーム作りをするので、この時点では遠藤(2018年に38歳になる)よりも将来有望な若手を優先したというスタンスだった。
 
 しかし、そこからテストマッチやワールドカップ・アジア2次予選の戦いを経て、ハリルホジッチ監督の選出基準が少しずつ変わってきている。具体的には、若手へのこだわりが就任当初よりも感じられないのだ。
 
 いや、正確にはハリルホジッチ監督を満足させる若手が思った以上に出てきていないと言うべきだろう。事実、指揮官はJリーグの現状を次のように嘆いていた。
 
「Jリーグのクラブにはもっと若い選手を出してくれと言いたいですね。オリンピックを戦ったメンバーの何人がリーグ戦で先発しているか。試合で90分間戦わないと追いつけないです。そういったことを含めて若手をもっと使ってほしいというメッセージを送りたい」
 
 若手がなかなか台頭してこない状況を受け、ハリルホジッチ監督はベテランにより目を向けるようになった。計算しにくい若手よりも、アクシデントが起きても臨機応変に振る舞える30代の代表経験者のほうが最終予選を戦ううえではベターな選択というスタンスは、次のコメントからも分かる。
 
「将来、浅野と大島がA代表に何か新しいものをもたらす可能性がかなり高いです。ただ、(リオ五輪代表の)他の選手もチェックしていますが、今回の合宿には呼ばない。代わりにバックアップメンバーには35歳の選手(川崎の中村)を考えています。ワールドカップの予選を考えると緊急事態もあります。ただ本大会に向けては若い世代を育てながら戦っていきたいですが、最終予選は結果です」
 
 確かに、2か月ほど強化合宿をしているUAEなどに比べて日本の準備期間が短いことも踏まえると、過去のワールドカップで最終予選を戦っている中村は即戦力になり得る。
 
 またハリルホジッチ監督は、長谷部の代役候補として33歳の今野もチェックしているという。サッカーダイジェストの独占インタビューで、指揮官はこう話していた。
 

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