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苦しい時間帯を耐えて勝利を掴み取る。“鹿島らしさ”に溢れた戦いぶりで首位堅持。ラスト1試合、有終の美を飾れるか

カテゴリ:Jリーグ

渡邊裕樹(サッカーダイジェスト編集部)

2025年11月30日

3つの大原則とは?

苦しみながらも鹿島が敵地で東京Vに勝利した。(C)SOCCER DIGEST

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[J1第37節]東京V 0-1 鹿島/11月30日/味の素スタジアム

 勝点70でJ1の首位に立つ鹿島アントラーズは11月30日、東京ヴェルディと敵地で対戦。74分に松村優太が決めたゴールを守り切り、1-0で競り勝つ。3ポイントを積み上げ、首位を堅持した。

 勝点1差で2位の柏レイソルが敗れれば、今節にも優勝が決まるという一戦で、どこかぎこちない部分も見られた。鬼木達監督は「見えないプレッシャーというか、そういうものが非常にあったようなゲームだった」と振り返る。

 ボランチで先発した知念慶も「守備が全然ハマらなくて、逆に攻撃では相手の守備が結構ハマっている印象で、体力もかなり削られた。選手同士の距離も遠かったし、かなり苦しい前半だった」と語る。

 しかし、苦しい時間帯を耐えて勝利を掴み取れるところに、今季の強さがある。それこそがいわゆる“鹿島らしさ”なのかもしれない。
 
 鬼木監督は、今季のプレシーズンに選手たちに“鹿島らしさ”について尋ねたという。そして、選手それぞれの意見を聞いたうえで、3つの大原則を定義づけた。

 ひとつは、「球際などの戦う部分の強さ」であり、もうひとつは「メンタル的な強さ」で、最後は「勝利に対する執着心」だ。

 東京V戦では、華麗なプレーや狙い通りのゲーム展開を披露できたわけではない。それでも、開幕当初に全員で見つめ直した“鹿島らしさ”に溢れた戦いぶりを発揮した。

 今季のJ1リーグも残すところあと1試合。最終節は12月6日、メルカリスタジアムで横浜F・マリノスと相まみえる。9年ぶりのリーグタイトルを――有終の美を飾れるか。

取材・文●渡邊裕樹(サッカーダイジェスト編集部)

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