「自分の良さを出していかないとダメ」
2025年の日本代表活動を締めくくる11月の2連戦。14日には豊田スタジアムでガーナと対戦する。
「明日のスタメンはまだ確定しているわけではないですが、ブラジル戦のスタメンを中心にトレーニングで考えていきたいなと思っています」と森保一監督は前日会見で語った。ガーナ戦では現状でのベストメンバーがピッチに立つことになるだろう。
今回のガーナはモハメド・クドゥス(トッテナム)が選外で、アントワーヌ・セメニョ(ボーンマス)の陣取る左サイドに比べると、右サイドがやや弱くなりそう。つまり、日本としては左サイドの攻略をより強化していく必要がある。
3-4-2-1の左ウイングバックは、10月のブラジル戦(3-2)で2点目を挙げた中村敬斗(スタッド・ドゥ・ランス)の先発が濃厚。本人もその後、フランス2部で3ゴールを挙げており、好調を維持。フィニッシュの部分に自信を深めているはずだ。
となると、同ポジションの控えでは前田大然(セルティック)がスタンバイ。中村も前田も積極的な仕掛けを見せ、ゴールに直結する仕事を見せるべき。特に途中出場が有力の前田は大胆にギアを上げていくことが肝要になる。
「個人としては、スタメンで出るのが現状厳しいのかなと正直、感じています。でもこうやって呼ばれている意味を自分でも理解しているし、途中から出た時に何をするかは分かっているので、それをやるだけかなと思います」と、前田自身も12日の練習後に神妙な面持ちで話していた。
確かに第二次森保ジャパンでの前田は“ジョーカー”としての立ち位置が続いている。森保監督には「大然には爆発的なスピードで局面を打開し、得点力を示してほしい」という意図があるのだろう。ただ、そのタスクを確実に遂行できているかというと、そうとも言い切れないのが実情だ。
「明日のスタメンはまだ確定しているわけではないですが、ブラジル戦のスタメンを中心にトレーニングで考えていきたいなと思っています」と森保一監督は前日会見で語った。ガーナ戦では現状でのベストメンバーがピッチに立つことになるだろう。
今回のガーナはモハメド・クドゥス(トッテナム)が選外で、アントワーヌ・セメニョ(ボーンマス)の陣取る左サイドに比べると、右サイドがやや弱くなりそう。つまり、日本としては左サイドの攻略をより強化していく必要がある。
3-4-2-1の左ウイングバックは、10月のブラジル戦(3-2)で2点目を挙げた中村敬斗(スタッド・ドゥ・ランス)の先発が濃厚。本人もその後、フランス2部で3ゴールを挙げており、好調を維持。フィニッシュの部分に自信を深めているはずだ。
となると、同ポジションの控えでは前田大然(セルティック)がスタンバイ。中村も前田も積極的な仕掛けを見せ、ゴールに直結する仕事を見せるべき。特に途中出場が有力の前田は大胆にギアを上げていくことが肝要になる。
「個人としては、スタメンで出るのが現状厳しいのかなと正直、感じています。でもこうやって呼ばれている意味を自分でも理解しているし、途中から出た時に何をするかは分かっているので、それをやるだけかなと思います」と、前田自身も12日の練習後に神妙な面持ちで話していた。
確かに第二次森保ジャパンでの前田は“ジョーカー”としての立ち位置が続いている。森保監督には「大然には爆発的なスピードで局面を打開し、得点力を示してほしい」という意図があるのだろう。ただ、そのタスクを確実に遂行できているかというと、そうとも言い切れないのが実情だ。
北中米W杯のアジア最終予選以降のプレー状況を見ると、前田が先発で出たのは、2025年3月のサウジアラビア戦(0-0)と9月のアメリカ戦(0-2)だけ。それぞれポジションは1トップと左ウイングバックだったが、目に見える結果を残せなかった。
途中出場は、2024年9月の中国戦(7-0)、10月のサウジアラビア戦(2-0)、11月のインドネシア戦(4-0)、中国戦(3-1)、そして今年9月のメキシコ戦(0-0)の5試合。主に左ウイングバックでプレーしたが、昨年11月の中国戦ではシャドーも経験している。
しかしながら、ゴールは昨年9月の中国戦での1点だけ。第二次森保ジャパン全体で見ても、2点にとどまっている。昨季のセルティックでは公式戦49試合で33ゴールという圧巻の数字を残した男が、日本代表ではここまで25試合に出場し4ゴールという実績にとどまっているのは、やはり物足りない。とにかく得点を挙げて、W杯本番に向けて活路を見出さなければいけないのは事実だ。
「今、チームでは本来のポジションではないところ(4-3-3の右ウイング)でプレーしている状況なので、調子が良いかというのはよく分からないけど、(直近のキルマーノック戦)でしっかりゴールを取っていますし、調子は悪くない」と本人も言うように、得点感覚は徐々に上向いている。
10月シリーズは負傷で途中離脱。ブラジルに初めて勝利した歓喜を味わえなかったが、その分、チームでじっくりと調整し、この11月シリーズに勝負を懸けている。
「10月にプレーできなかったんで、これを逃しちゃうともう3月なんでっていうのもあった。どうしてもこのシリーズに来たかったし、しっかり自分のプレー、自分の良さを出していかないとダメなのかなと思っています」と前田は強い危機感を口にした。
途中出場は、2024年9月の中国戦(7-0)、10月のサウジアラビア戦(2-0)、11月のインドネシア戦(4-0)、中国戦(3-1)、そして今年9月のメキシコ戦(0-0)の5試合。主に左ウイングバックでプレーしたが、昨年11月の中国戦ではシャドーも経験している。
しかしながら、ゴールは昨年9月の中国戦での1点だけ。第二次森保ジャパン全体で見ても、2点にとどまっている。昨季のセルティックでは公式戦49試合で33ゴールという圧巻の数字を残した男が、日本代表ではここまで25試合に出場し4ゴールという実績にとどまっているのは、やはり物足りない。とにかく得点を挙げて、W杯本番に向けて活路を見出さなければいけないのは事実だ。
「今、チームでは本来のポジションではないところ(4-3-3の右ウイング)でプレーしている状況なので、調子が良いかというのはよく分からないけど、(直近のキルマーノック戦)でしっかりゴールを取っていますし、調子は悪くない」と本人も言うように、得点感覚は徐々に上向いている。
10月シリーズは負傷で途中離脱。ブラジルに初めて勝利した歓喜を味わえなかったが、その分、チームでじっくりと調整し、この11月シリーズに勝負を懸けている。
「10月にプレーできなかったんで、これを逃しちゃうともう3月なんでっていうのもあった。どうしてもこのシリーズに来たかったし、しっかり自分のプレー、自分の良さを出していかないとダメなのかなと思っています」と前田は強い危機感を口にした。




















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