BBCも賛辞「イングランドサッカーの姿を変えた」
「楽しかった。選手たちが、私に素晴らしいプレゼントをしてくれた。昨季のチャンピオンを相手に、一級品のパフォーマンスを示した。守備も良く、数え切れないほど多くの“良いこと”が最高のレベルで起きたと思う」
笑顔でそう語ったのは、リバプールに3-0で完勝したマンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督である。
11月9日に行なわれたシティ対リバプール戦は、グアルディオラによる「監督キャリア1000試合目」というメモリアルゲームとしても注目を集めた。
1000試合の内訳は、シティで550試合、以下バルセロナ(247試合)、バイエルン・ミュンヘン(161試合)、そしてバルセロナB(42試合)と続く。
グアルディオラと言えば、リオネル・メッシを擁したバルセロナ時代の印象が強いが、そのバルセロナを指揮したのは2008-12の4シーズンのみ。
一方でシティでは、今季で在任10年目を迎え、試合数も在任年数もバルセロナ時代の倍以上に達している。そんなグアルディオラの記念すべき1000試合目のリバプール戦について、英紙『デーリー・テレグラフ』はこう伝えた。
「マンチェスター・Cは記念すべき節目を、自らのサッカーで示した。王者リバプールを破っただけではない。圧倒的に叩きのめしたのだ。特に前半はその力を示した」
試合では、シティが序盤からリバプールに圧力をかけ、29分にFWアーリング・ハーランドがヘディングで先制弾。この得点で、リーグ11節にして14ゴール目となり、得点王争いの首位を独走する。さらに前半終了間際にはMFニコ・ゴンザレスが追加点を奪い、63分にはこの試合でMVP級の活躍を見せたジェレミー・ドクが鮮やかなミドルシュートを突き刺した。
笑顔でそう語ったのは、リバプールに3-0で完勝したマンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督である。
11月9日に行なわれたシティ対リバプール戦は、グアルディオラによる「監督キャリア1000試合目」というメモリアルゲームとしても注目を集めた。
1000試合の内訳は、シティで550試合、以下バルセロナ(247試合)、バイエルン・ミュンヘン(161試合)、そしてバルセロナB(42試合)と続く。
グアルディオラと言えば、リオネル・メッシを擁したバルセロナ時代の印象が強いが、そのバルセロナを指揮したのは2008-12の4シーズンのみ。
一方でシティでは、今季で在任10年目を迎え、試合数も在任年数もバルセロナ時代の倍以上に達している。そんなグアルディオラの記念すべき1000試合目のリバプール戦について、英紙『デーリー・テレグラフ』はこう伝えた。
「マンチェスター・Cは記念すべき節目を、自らのサッカーで示した。王者リバプールを破っただけではない。圧倒的に叩きのめしたのだ。特に前半はその力を示した」
試合では、シティが序盤からリバプールに圧力をかけ、29分にFWアーリング・ハーランドがヘディングで先制弾。この得点で、リーグ11節にして14ゴール目となり、得点王争いの首位を独走する。さらに前半終了間際にはMFニコ・ゴンザレスが追加点を奪い、63分にはこの試合でMVP級の活躍を見せたジェレミー・ドクが鮮やかなミドルシュートを突き刺した。
シティは4節のマンチェスター・ユナイテッド戦(3-0)以降の公式戦14試合でわずか1敗という安定感を取り戻し、過去8年で6度のリーグ制覇を達成した“強さ”を再び見せている。
キャリア1000試合を記念し、グアルディオラはイングランド監督協会(LMA)の殿堂入り(『LMA殿堂1000クラブ』)を果たした。
英 BBC 放送も賛辞を惜しまない。「シティでは、リーグ史上初となる100ポイントを達成した。国内三冠、さらにプレミアリーグ4連覇という前人未到の快挙を成し遂げている」と改めて歴史に名を残す名将であると称賛。さらにこう位置づけた。
「グアルディオラは、自身の戦術とプレースタイルによってイングランドサッカーの姿を変えた。ペップの戦い方はイングランドの指導者たちに多大な影響を与え、模倣されるようになった」
これまでキック&ラッシュのスタイルが抜け切れなかったイングランドのサッカー文化に新風を吹き込み、ペップの到来がイングランドサッカーの分岐点になったと報じた。
では当のグアルディオラは何を語ったのか。1000試合到達にあたり名指しで「ライバル」と位置づけたのが、ユルゲン・クロップだった。これまで名勝負を繰り広げてきたドイツ人指揮官についてこう語った。
「リバプールに強さをもたらしたと思うし、彼らも我々を強くした。それは間違いない。1000試合目という個人的な節目を『誰と共有したいか?』と問われるなら、それは間違いなくリバプールだ。私の監督キャリアを振り返ると、一番長く過ごしているのがイングランドだ。もちろんバルセロナは少年時代から選手、監督として大きな影響を与えてくれた場所だ。バイエルンも素晴らしいステップだった。だが、イングランドとシティが一番長いんだ。
リバプール、特にユルゲンが率いていた時期の彼らこそが、この国で最大のライバルだった。正直、これ以上の関係はない。運命がそう決めたんだ。互いにベストの状態で競い合えたことは本当に幸せだった。
ユルゲンがいた時期のプレミアリーグは“シティとリバプールの戦い”だったと言っていい。健全なライバル関係は本当に楽しかった。お互いにどれだけ尊敬し合っていたか、いつも感じていたよ。ユルゲンから多くを学んだ。彼がいなくなって寂しい。彼のおかげで、自分がどれだけ努力する必要があるのかを知ったんだ」
キャリア1000試合を記念し、グアルディオラはイングランド監督協会(LMA)の殿堂入り(『LMA殿堂1000クラブ』)を果たした。
英 BBC 放送も賛辞を惜しまない。「シティでは、リーグ史上初となる100ポイントを達成した。国内三冠、さらにプレミアリーグ4連覇という前人未到の快挙を成し遂げている」と改めて歴史に名を残す名将であると称賛。さらにこう位置づけた。
「グアルディオラは、自身の戦術とプレースタイルによってイングランドサッカーの姿を変えた。ペップの戦い方はイングランドの指導者たちに多大な影響を与え、模倣されるようになった」
これまでキック&ラッシュのスタイルが抜け切れなかったイングランドのサッカー文化に新風を吹き込み、ペップの到来がイングランドサッカーの分岐点になったと報じた。
では当のグアルディオラは何を語ったのか。1000試合到達にあたり名指しで「ライバル」と位置づけたのが、ユルゲン・クロップだった。これまで名勝負を繰り広げてきたドイツ人指揮官についてこう語った。
「リバプールに強さをもたらしたと思うし、彼らも我々を強くした。それは間違いない。1000試合目という個人的な節目を『誰と共有したいか?』と問われるなら、それは間違いなくリバプールだ。私の監督キャリアを振り返ると、一番長く過ごしているのがイングランドだ。もちろんバルセロナは少年時代から選手、監督として大きな影響を与えてくれた場所だ。バイエルンも素晴らしいステップだった。だが、イングランドとシティが一番長いんだ。
リバプール、特にユルゲンが率いていた時期の彼らこそが、この国で最大のライバルだった。正直、これ以上の関係はない。運命がそう決めたんだ。互いにベストの状態で競い合えたことは本当に幸せだった。
ユルゲンがいた時期のプレミアリーグは“シティとリバプールの戦い”だったと言っていい。健全なライバル関係は本当に楽しかった。お互いにどれだけ尊敬し合っていたか、いつも感じていたよ。ユルゲンから多くを学んだ。彼がいなくなって寂しい。彼のおかげで、自分がどれだけ努力する必要があるのかを知ったんだ」




















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