瀬古に代わって谷口を抜擢か
ワールドカップ常連国との2連戦が組まれた日本代表の10月シリーズ。10日のパラグアイ戦は2-2で引き分け。チームは14日のブラジル戦に向けて準備を進めている。
11日のトレーニングでは、左足首を痛めて別調整が続いていた久保建英(レアル・ソシエダ)が部分合流。本人は「(進捗としては)プラン通りに行っていると思います」と、3日後の試合出場に向け、ポジティブな感触を示していた。
攻撃のキーマンが復帰できるならば、チームにとって朗報だ。が、より重要なのは守備の方だ。日本は9月のアメリカ戦は0-2、パラグアイ戦でも2失点と、複数失点が続いている。
「プレスが全然ハマっていなかった。今日(パラグアイ戦)のような感じだと、次は大量に失点してしまう」と鎌田大地(クリスタル・パレス)も警鐘を鳴らしたが、 そこは森保一監督も選手たちも、真っ先に取り組むべき課題と考えているはずだ。
目下、冨安健洋(無所属)、板倉滉(アヤックス)、町田浩樹(ホッフェンハイム)、伊藤洋輝(バイエルン)ら第二次森保体制の主力DF陣が揃って故障などで離脱。その影響は確かに少なくない。ただ、それ以上に気になるのが、現有戦力において小さな綻びが生じている点だ。
特に気がかりだったのが、パラグアイ戦の1失点目。ボールホルダーのダミアン・ボバディジャのマークが不在で、瀬古歩夢(ル・アーブル)がオフサイドだと自分で判断してミゲル・アルミロンの裏抜けを許した。結果、ボバディジャのロングパスからアルミロンに決められた。こういうミスが2つ重なったら、強豪相手には確実に点を取られる。それは過去のW杯でも経験していることだ。
11日のトレーニングでは、左足首を痛めて別調整が続いていた久保建英(レアル・ソシエダ)が部分合流。本人は「(進捗としては)プラン通りに行っていると思います」と、3日後の試合出場に向け、ポジティブな感触を示していた。
攻撃のキーマンが復帰できるならば、チームにとって朗報だ。が、より重要なのは守備の方だ。日本は9月のアメリカ戦は0-2、パラグアイ戦でも2失点と、複数失点が続いている。
「プレスが全然ハマっていなかった。今日(パラグアイ戦)のような感じだと、次は大量に失点してしまう」と鎌田大地(クリスタル・パレス)も警鐘を鳴らしたが、 そこは森保一監督も選手たちも、真っ先に取り組むべき課題と考えているはずだ。
目下、冨安健洋(無所属)、板倉滉(アヤックス)、町田浩樹(ホッフェンハイム)、伊藤洋輝(バイエルン)ら第二次森保体制の主力DF陣が揃って故障などで離脱。その影響は確かに少なくない。ただ、それ以上に気になるのが、現有戦力において小さな綻びが生じている点だ。
特に気がかりだったのが、パラグアイ戦の1失点目。ボールホルダーのダミアン・ボバディジャのマークが不在で、瀬古歩夢(ル・アーブル)がオフサイドだと自分で判断してミゲル・アルミロンの裏抜けを許した。結果、ボバディジャのロングパスからアルミロンに決められた。こういうミスが2つ重なったら、強豪相手には確実に点を取られる。それは過去のW杯でも経験していることだ。
ブラジルはそういう隙を確実に突いてくるチーム。11日の韓国戦では5-0で勝利。後半の得点は、相手のビルドアップのミスを突く形が目立った。日本も不用意にボールを持ったら、カウンターの餌食になりかねない。細心の注意を払うべきだ。
次戦の守備陣の陣容を考察してみると、まずGKは鈴木彩艶(パルマ)の連続スタメンが確実。3バックは、ここ最近はディフェンスリーダー的な存在になっている渡辺剛(フェイエノールト)と、抜群の身体能力を誇る鈴木淳之介(コペンハーゲン)が続けてピッチに立ちそうだ。
ただ、パラグアイ戦で不安定なプレーが目に付いた瀬古の起用は再考すべき。となれば、森保監督は最も信頼を寄せている2022年カタールW杯メンバーの谷口彰悟(シント=トロイデン)を抜擢するのではないか。
谷口は2026年W杯アジア最終予選の前半戦のレギュラー。1年前に左足首アキレス腱断裂の重傷で、長期離脱を強いられたが、ここへ来てパフォーマンスも戻ってきた。大舞台の経験値もあるだけに、ブラジル相手でも冷静にゲームに入れるし、チーム全体をコントロールできるだろう。
次戦の守備陣の陣容を考察してみると、まずGKは鈴木彩艶(パルマ)の連続スタメンが確実。3バックは、ここ最近はディフェンスリーダー的な存在になっている渡辺剛(フェイエノールト)と、抜群の身体能力を誇る鈴木淳之介(コペンハーゲン)が続けてピッチに立ちそうだ。
ただ、パラグアイ戦で不安定なプレーが目に付いた瀬古の起用は再考すべき。となれば、森保監督は最も信頼を寄せている2022年カタールW杯メンバーの谷口彰悟(シント=トロイデン)を抜擢するのではないか。
谷口は2026年W杯アジア最終予選の前半戦のレギュラー。1年前に左足首アキレス腱断裂の重傷で、長期離脱を強いられたが、ここへ来てパフォーマンスも戻ってきた。大舞台の経験値もあるだけに、ブラジル相手でも冷静にゲームに入れるし、チーム全体をコントロールできるだろう。