「MSNの控え」は結局だれに? 振られ続けたバルサがいま狙う7人のFW

カテゴリ:移籍情報

サッカーダイジェスト編集部

2016年08月05日

ターゲットたちはいずれも出場機会の少なさを懸念して…。

今夏のバルサは、(左から)ベン・アルファ、ノリート、ビエット、ガメイロと多くの獲得候補をライバルに奪われた。(C)Getty Images

画像を見る

 今夏のバルセロナは、移籍市場で早くから積極的に動いてきた。すでに最終ラインにサミュエル・ウンティティ(リヨンから)とリュカ・ディーニュ(パリSGから)、中盤にアンドレ・ゴメス(バレンシアから)とデニス・スアレス(ビジャレアルから買い戻し)を獲得。7975万ユーロ(約95億7000万円)を費やして、層の不安を解消している。
 
 しかし、最大の補強ポイントだった「MSNのバックアッパー」の獲得には、ことごとく失敗。リオネル・メッシ、ルイス・スアレス、ネイマールのいずれかを故障で欠いたり、調子を落としたりした際にチーム力が大きく落ちた昨シーズンの弱点を改善できぬまま、8月を迎えてしまった。
 
 バルサはまず、移籍市場初期の段階でウスマンヌ・デンベレ(レンヌ→ドルトムント)、アテム・ベン・アルファ(ニース→パリSG)、ノリート(セルタ→マンチェスター・C)などに袖にされる。
 
 さらに7月下旬以降もルーカス・ビエット(A・マドリー→セビージャ)、レロイ・ザネ(シャルケ→マンチェスター・C)、ケビン・ガメイロ(セビージャ→A・マドリー)、そしてガブリエウ・ジェズス(パルメイラス→マンチェスター・C/合流は来年1月予定)らの争奪戦に敗れ去ったのだ。
 
 その大きな理由は2つ。ひとつは金銭面で、バックアッパーに巨費を投じるつもりがないバルサは、獲得資金の上限を2500万ユーロ(約30億円)あたりに設定しており、ライバルとの入札合戦に敗れる結果となった。
 
 もうひとつは、選手側の拒否。実力的にいずれも世界最高レベルで、さらに少しの“休息”すらも嫌うMSNが君臨するバルサに入団しても、出場機会が限定的になるのは目に見えているからだ。
 
 実際、一時はバルサ入りが有力視されたベン・アルファが「オファーはもちろん嬉しかった。でも、僕はもう29歳。ずっとベンチで我慢することはできない」と語るなど、多くの選手がオファーを拒否。スポーツディレクターのロベルト・フェルナンデスも先日、「アタッカーたちは誰もウチに来たがらない……」と嘆いていた。
【関連記事】
ポグバとストーンズに続くのは? 移籍市場後半戦の主役候補!
【現地8月4日の主な移籍】シュチェスニーは再びローマ、人気銘柄のジエリンスキはナポリへ!
2016年夏のメルカートで新天地を求めた主な選手たちを移籍写真で紹介!
バルサ幹部の間には「移籍容認を!」の声も…。ネイマール契約延長騒動の舞台裏
【セルジオ越後】これが手倉森ジャパンの実力。試合の2時間前に現地入りしたナイジェリアだったら、ぎりぎり勝てたかもね

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 王国の誇りを胸に
    4月10日発売
    サッカー王国復活へ
    清水エスパルス
    3年ぶりのJ1で異彩を放つ
    オレンジ戦士たちの真髄
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 特別企画
    5月1日発売
    プレミアリーグ
    スター★100人物語
    絆、ルーツ、感動秘話など
    百人百通りのドラマがここに!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 完全保存版
    1月17日発売
    第103回全国高校サッカー選手権
    決戦速報号
    前橋育英が7年ぶりの戴冠
    全47試合&活躍選手を詳報!
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ