少なくとも南野のシュートは枠内に打つ必要があった
現地時間9月6日、アメリカでメキシコ代表と戦った森保ジャパンはスコアレスドローと勝利を掴めなかった。ボランチでフル出場の遠藤航、シャドーでスタメンだった南野拓実は、日本の前からプレスをかける戦い方について一定の手応えを掴んでいる様子だった。
確かに悪くない試合だった。ハイプレスでメキシコのパスワークを停滞させた結果、ボールを握る時間帯もあり、そこまで押し込まれる展開ではなかった。前回の対戦、2020年11月に0−2と完敗したゲームと比較すれば、日本の明らかな成長を感じた。
しかし、「来年の本大会で優勝を狙うチーム」ならば、今回のメキシコ戦は“大失敗”との見方もできる。決めるべきところで決め切れず負けに等しいドローと、そんな評価をされても不思議はない。
事実、立ち上がりの久保建英のミドル、53分の南野のボレーシュート(枠外)は確実に決めないといけない。少なくとも、南野のシュートは枠内に打つ必要があった。要するに勝つチャンスをみすみす逃がした感があり、”自分たちで自分たちの首を絞めた印象”すらあったのだ。
確かに悪くない試合だった。ハイプレスでメキシコのパスワークを停滞させた結果、ボールを握る時間帯もあり、そこまで押し込まれる展開ではなかった。前回の対戦、2020年11月に0−2と完敗したゲームと比較すれば、日本の明らかな成長を感じた。
しかし、「来年の本大会で優勝を狙うチーム」ならば、今回のメキシコ戦は“大失敗”との見方もできる。決めるべきところで決め切れず負けに等しいドローと、そんな評価をされても不思議はない。
事実、立ち上がりの久保建英のミドル、53分の南野のボレーシュート(枠外)は確実に決めないといけない。少なくとも、南野のシュートは枠内に打つ必要があった。要するに勝つチャンスをみすみす逃がした感があり、”自分たちで自分たちの首を絞めた印象”すらあったのだ。
9月のワールドカップ欧州予選を見ると、スペインやフランスは前半の早い時間帯にゴールを奪って試合を優位に進めている。もちろん、親善試合とワールドカップ予選でテンションの違いはあるだろう。それでも、日本がメキシコに勝てなかった事実は揺るがない。
そんなネガティブな見方をしなくてもいいとの見解は十分承知の上であり、あくまで「本大会で優勝を狙うなら」という視点での感想と捉えてほしい。来年の北中米ワールドカップ、本気で世界制覇を目指すならフランスやスペインら強豪にも勝たないといけない。そうした覚悟を森保ジャパンのスタッフ、メンバーはしているわけだから、あえて厳しい指摘をしてみた。
むしろ、ワールドカップのアジア最終予選では見えにくかった課題(ウイングバックの堂安律が消えていた、ボランチの攻め上がりが少ないなど)が明らかになったのは間違いなく収穫だ。肝心の結果は本大会で出せばいいわけだから、今回メキシコに勝てなくても悲観する必要はないとの声を否定する気はない。
最後に──。やはり日本国内ではなく、異国の地で戦ってこそ本当の強化試合になると、それを改めて痛感させられたメキシコ戦でもあった。
文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
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そんなネガティブな見方をしなくてもいいとの見解は十分承知の上であり、あくまで「本大会で優勝を狙うなら」という視点での感想と捉えてほしい。来年の北中米ワールドカップ、本気で世界制覇を目指すならフランスやスペインら強豪にも勝たないといけない。そうした覚悟を森保ジャパンのスタッフ、メンバーはしているわけだから、あえて厳しい指摘をしてみた。
むしろ、ワールドカップのアジア最終予選では見えにくかった課題(ウイングバックの堂安律が消えていた、ボランチの攻め上がりが少ないなど)が明らかになったのは間違いなく収穫だ。肝心の結果は本大会で出せばいいわけだから、今回メキシコに勝てなくても悲観する必要はないとの声を否定する気はない。
最後に──。やはり日本国内ではなく、異国の地で戦ってこそ本当の強化試合になると、それを改めて痛感させられたメキシコ戦でもあった。
文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
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