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U-15ピースマッチ、宮本恒靖会長と森保一監督が平和の発信に協力「尊重し合い、認め合うことで、争いのない世の中に」

カテゴリ:高校・ユース・その他

2025年09月04日

サッカーからできることがある

U-15年代が行なうピースマッチに来場した森保監督(左)と宮本会長(右)。

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ピースマッチで戦うU-15広島代表とU-15長崎代表。試合翌日には、広島平和記念資料館を訪問するなど平和学習も。

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 2019年にU-15広島代表とU-15長崎代表でスタートした『HiFA 平和祈念Balcom BMW PEACE MATCH』。今年8月7日のピースマッチには、日本サッカー協会の宮本恒靖会長と日本代表の森保一監督が初めて来訪。広島県知事らと『被爆80年 広島でスポーツと平和について考えるシンポジウム』にも出席し、サッカーを通して平和を伝える取り組みにも言及した。

 シンポジウムでは、森保監督が平和について直接的に話すことはあまりないとしながら、「対戦相手も敵としてではなく、高め合う仲間として尊重していこうと話しています」とのこと。宮本会長は、7月に参加したジーコオールスターゲームも踏まえ、「尊重し合い、認め合うことで、争いのない世の中に繋がるということをサッカーから発信していきたい。もっとサッカーからできることがあると感じた」と話した。
 

ピースマッチのセレモニーでは地元中学生が平和宣言を行なった。

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ピースユニフォームは被爆地の平和のモニュメントやメッセージを伝えるデザインに。胸には国連ユニタールのロゴが入る。

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 U-15年代のピースマッチのセレモニーでは、地元中学生が、「平和を守るためには、今私たちができることを考え、行動することが大切」、「恐れることなく平和のメッセージを発し続けることで、その想いが世代や国境を超える」など宮本、森保の両氏に対して語りかける形で平和宣言を行なった。

 ピースマッチでは、第1回大会からヒュンメル製のピースユニフォームを採用しており、今年のデザインは、「末広がりの平和を繋げる」をコンセプトに、やわらかいタッチのイラストで平和を表現したものに。

 胸には2021年より国連ユニタールのロゴが入っている。国連ユニタールは、広島を拠点とする唯一の国連機関。被爆80年の節目にあたり、地元パートナーとの連携を深め、広島で育まれた平和と復興の精神を受け継ぎながら、持続可能な平和と繁栄の実現に向けて様々な活動に取り組んでいる。

 国連ユニタールの三上知佐所長は、「戦争や被爆の実体験者が高齢化するなか、その体験と教訓を次世代へ継承し、未来へと繋げる重要な役割を担うのが、まさに若者です。国境や世代を越え、持続可能な社会の構築を率いるリーダーシップを育むことは、国連ユニタールの使命にも通じます。若者が活躍するピースマッチを機に、永続的な平和を実現するために、私たち一人ひとりがどのような行動を取ることができるのか、共に考え、平和で持続可能な世界の実現に向けた歩みを、さらに加速させていきたい」と思いを伝える。

 ピースマッチに合わせてシンポジウムも開催した広島県サッカー協会の宗政潤一郎会長は、「ピースマッチは被爆地同士で始まったイベント。広島と長崎は一緒になって取り組み、平和の大切さを訴えていかないといけない。世界の様々な場所で紛争が起こっているなか、サッカーを通じて平和の大切さを今後も発信していきたい」と、より一層の発信をしていくと語った。
 
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