「同意できない」「タケも実績はなかった」監督と会長が反論した久保建英の“発言騒動”を番記者はどう受け止めたのか「ソシエダはバルサやマドリーではない」
カテゴリ:海外日本人
2025年08月18日
不満の矛先はアペリバイ会長にも向けられた
今年1月の時点で、レアル・ソシエダの構想においてマルティン・スビメンディの昨シーズン限りでの退団は決定事項だった。最終的にアーセナルに契約解除金に設定されている額よりも+1000万ユーロの7000万ユーロで売却し、不動のアンカーは、昨夏のロビン・ル・ノルマンとミケル・メリーノ、その1年前に怪我が原因で現役引退に追い込まれたダビド・シルバに続いてチームを去ることになった。
もちろん彼らの代わりに新たな戦力が台頭すれば理想だが、過去2年補強した新加入選手の大半はハマらず苦しんでいる。相次ぐ主力の流出と補強の不発が、この夏、6年ぶりにソシエダが欧州カップ戦の抽選会を指をくわえて眺める結果を招いたことは、誰の目にも明らかだ。
そんな中、7月下旬になっても、補強選手ゼロという状況に、タケ・クボ(久保建英)が嚙みついた。ジャパンツアー第1戦のヴィッセル神戸戦の後だった。
「それは、僕も知りたいですよ。誰が来るのか。今のところ誰も来てないし、それは僕らの仕事じゃないですから。昨シーズンが終了したとき、変化のシーズンになると話していましたが、良い選手がやって来るなら歓迎です。僕たちは改善される必要があって、そのための選手たちが加入してくれることを期待しています」
もちろん彼らの代わりに新たな戦力が台頭すれば理想だが、過去2年補強した新加入選手の大半はハマらず苦しんでいる。相次ぐ主力の流出と補強の不発が、この夏、6年ぶりにソシエダが欧州カップ戦の抽選会を指をくわえて眺める結果を招いたことは、誰の目にも明らかだ。
そんな中、7月下旬になっても、補強選手ゼロという状況に、タケ・クボ(久保建英)が嚙みついた。ジャパンツアー第1戦のヴィッセル神戸戦の後だった。
「それは、僕も知りたいですよ。誰が来るのか。今のところ誰も来てないし、それは僕らの仕事じゃないですから。昨シーズンが終了したとき、変化のシーズンになると話していましたが、良い選手がやって来るなら歓迎です。僕たちは改善される必要があって、そのための選手たちが加入してくれることを期待しています」
不満の矛先は、ホキン・アペリバイ会長にも向けられた。
「僕がラ・レアルにやって来たときにはダビド・シルバ、ミケル・メリーノ、スビメンディ、ブライス(・メンデス)のような選手たちに囲まれていました。会長が自分に言っていたように、本当にラ・リーガで優勝したいならば、僕たちには“プラス”になるものが必要なんです。今そのための取り組みをしているのだろうと思いますけどね」
クラブ関係者はこのタケの発言を耳にして、すぐさま計算ずくのシグナルであると理解した。スペイン語を流暢に話す時のタケは天真爛漫さやユーモアさが強調されるが、彼の全ての行動を支えているのが頭の良さだ。
常に適切なタイミングで適切なメッセージを発する。無意識に失言をするようなヘマは決してない。だからこそ彼の発言はクラブ内で好意的に受け取られなかった。
「僕がラ・レアルにやって来たときにはダビド・シルバ、ミケル・メリーノ、スビメンディ、ブライス(・メンデス)のような選手たちに囲まれていました。会長が自分に言っていたように、本当にラ・リーガで優勝したいならば、僕たちには“プラス”になるものが必要なんです。今そのための取り組みをしているのだろうと思いますけどね」
クラブ関係者はこのタケの発言を耳にして、すぐさま計算ずくのシグナルであると理解した。スペイン語を流暢に話す時のタケは天真爛漫さやユーモアさが強調されるが、彼の全ての行動を支えているのが頭の良さだ。
常に適切なタイミングで適切なメッセージを発する。無意識に失言をするようなヘマは決してない。だからこそ彼の発言はクラブ内で好意的に受け取られなかった。