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アピールの場でまたも負傷…雌伏の時が続くシュミット・ダニエル、今は前だけを見て、力強く活路を見出してほしい【名古屋】

カテゴリ:Jリーグ

元川悦子

2025年08月14日

左足を押さえてピッチにうずくまる

東京V戦で負傷交代のシュミット。怪我の状態が心配される。写真:鈴木颯太朗

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 天皇杯のラウンド16で、8月13日に味の素スタジアムで東京ヴェルディ対名古屋グランパスの一戦が行なわれた。

 名古屋は同スタジアムで2015年5月23日から10年以上も勝利しておらず、“鬼門突破”に燃えていた。そしてスタメンには、GKシュミット・ダニエルが名を連ねた。

 ご存じの通り、シュミットは今季から名古屋に加入。2019年夏以来のJリーグ復帰で、その活躍が注目されていた。

 しかしながら、1月の沖縄キャンプ中に右膝内側半月板を損傷。開幕に間に合わず、3月29日の横浜FC戦で復帰したものの、5月頭の練習中に右臀部を肉離れ。再び長期離脱を強いられた。

 そこから19歳のピサノ・アレクサンドレ幸冬堀尾が台頭。6月末にシュミットが戻ってきた時には絶対的な守護神に君臨していた。「Jリーグで再起を図り、2026年北中米ワールドカップの挑戦権を掴みたい」と考えていたはずのシュミットにとっては難しい状況だった。

 そのピサノが7月のE-1選手権に臨む日本代表に選ばれ、香港戦でデビューしたことで、シュミットの立場はより険しいものとなった。だからこそ、彼としてはゼロから実績を積み上げ、長谷川健太監督の信頼を得るしかない。
 
 7月16日の天皇杯3回戦のロアッソ熊本戦で約3か月ぶりの出場を果たし、勝利に貢献したところから足場固めを再開。今回の東京V戦で2度目のアピールの場を得ただけに、完封勝利を手にしたかった。

 だが、開始早々の12分、名古屋はいきなり新井悠太に先制点を奪われてしまう。対面に位置していた内田宅哉がかわされてシュートを決められた。

 それでも、シュミットは気持ちを切らさず、熊取谷一星の決定機を阻止すれば、平川怜のミドルシュートにも確実に反応してみせる。名古屋の攻撃陣も意地を見せ、内田が前半のうちに同点弾をゲット。1-1で後半に突入した。

 迎えた68分だ。野上結貴のバックパスを受け、左に展開したシュミットは左足を押さえてピッチにうずくまった。なかなか起き上がることができない。結局、プレー続行不可となり、本人は担架に乗せられて退場したが、両手で顔を覆う姿からは悔しさと失望感が色濃く見て取れた。

 名古屋はその後、森島司が奪ったPKを稲垣祥が決め、2-1で勝利して鬼門を突破。次のステージに進んだ。シュミットにとっては救いとなったはずだが、気になるのは怪我の具合だ。長谷川監督は「今は分からない。簡単には戻って来れそうにないという感じはします」と顔を曇らせており、予断を許さない状況なのは確かだ。
 
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