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アーセナルの大型補強が止まらない。すでに約246億円を投資。ギェケレシュ獲得で“2億ポンド時代”突入か【現地発】

カテゴリ:メガクラブ

田嶋コウスケ

2025年07月23日

とりわけ力を入れているのはCFの補強

新戦力のマデゥエケ。快足ドリブラーで、攻撃のバリエーションを広げる存在として期待がかかる。(C)Getty Images

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 プレミアリーグでの悲願達成に向け、アーセナルが今夏、大型補強を本格化させている。すでに約246億円を投じ、さらにストライカー補強にも動くなど、その姿勢は過去数年で最も“本気”だ。3季連続2位の雪辱を果たすため、ミケル・アルテタ体制が進める陣容再編の全貌とは?

――◆――◆――

 アーセナルが、悲願のプレミアリーグ制覇に向けて着々と準備を進めている。

 本稿執筆時点ですでに約1億2350万ポンド(約246億円)を投じ、さらに大型補強の話も絶えない。目ざすは、2004年以来となるリーグ優勝──。そのための布石といえる動きが、今夏の移籍市場で鮮明に表われている。

 とりわけ力を入れているのは、決定力向上を見据えたセンターフォワードの補強だ。ここ2~3年、アーセナルはチーム全体として好調を維持しながらも、主力FWガブリエウ・ジェズスの慢性的な負傷離脱もあり、得点力に課題を抱えてきた。

 昨シーズンも、王者リバプールに追いつけなかった要因のひとつが「得点力の厚み」だった。カイ・ハバーツが負傷により2月から約3か月間離脱し、万能型MFミケル・メリーノを急遽CFで起用するという応急処置で事態を凌ぐこととなった。

 この問題を解決すべく、今夏のトップターゲットに据えられているのが、ポルトガルリーグで圧巻の得点力を誇る27歳のストライカー、ヴィクトル・ギェケレシュ(スポルティング)。すでに個人合意に達し、クラブ間でも移籍金6350万ポンド(約126億円)で大筋合意したと伝えられる。正式発表は近いと噂されたが、スポルティング側が求める「出来高ボーナス」の条件を巡って交渉は難航しているという。

 とはいえ複数の英メディアによると、交渉は依然として継続中であり、アーセナル側は強い獲得意欲を持っているようだ。
 
 公式戦52試合で54得点という驚異的な数字を叩き出したスウェーデン代表FWの加入が実現すれば、アーセナルが長年抱えてきた「ストライカー問題」は大幅な改善が見込める。

 ただし、クラブはCFの補強だけに力を注いでいるわけではない。ここまで、すでに複数のポジションで新戦力を加えている。加入が決まっている選手は以下のとおり。

GKケパ・アリサバラガ(←チェルシー)
レンタル先のボーンマスで復活を果たしたケパを、約500万ポンド(約9億9000万円)のバーゲン価格でチェルシーから獲得。レギュラーGKダビド・ラヤのバックアッパーの位置付け。

MFマルティン・スビメンディ(レアル・ソシエダ) 
テクニックと展開力を兼備する技巧派MF。アルテタ監督の理想とする中盤に近づけるキーマンとして期待。

MFクリスチャン・ノアゴール(ブレントフォード)
確かな足もとと守備力を備えた実力者。ジョルジーニョやトーマス・パーティの退団によって生じた穴を、質と量の両面から埋める存在として迎え入れられた。

MFノニ・マデゥエケ(チェルシー) 
チェルシーから4850万ポンド(約96億円)、出来高により最大5200万ポンド(約103億円)で獲得。快足ドリブラーで、主にブカヨ・サカの控えとして右サイドを担うが、左右両サイドでのプレーが可能。攻撃のバリエーションを広げる存在として期待がかかる。ただし、一部のアーセナルサポーターの間で、移籍金に対して実力が伴っていないとの声も。前フットボール・ディレクターのエドゥ氏も獲得に乗り気でなかったとされる。スポーツサイト『ジ・アスレティック』によれば、近年のチェルシーからの補強、たとえばラヒーム・スターリングやウィリアン、ダビド・ルイスなど成功例に乏しいことも、不安視される要因だという。

 これらの補強に加え“大本命”のギェケレシュ、さらにCBと右SBを兼任するDFクリスティアン・モスケラ(バレンシア)の契約がまとまれば、来季に向けての大枠は固まりそうだ。
 
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