「真ん中から攻めようという意識がない」。大久保はストレートに不満を述べた。
「俺は絶対に点を取れないよ。ディフェンスを頑張るしかない、もう。頑張ってフロンターレ」
この試合もノーゴールに終わった大久保嘉人は、なんとも突き放した言葉を残してミックスゾーンを去った。「俺は絶対に点を取れない」「ディフェンスを頑張るしかない」という、らしくない発言の後に「頑張ってフロンターレ」。まるで他人事だ。『今のフロンターレは、本当のフロンターレじゃない』。大久保は、そう言いたかったのかもしれない。
ホームにFC東京を迎えた多摩川クラシコは、1-0で勝点3を得た。しかし、20本のシュートを放ちながら、1点に終わった攻撃陣に冴えはなかった。その理由を、大久保は以下のように説明する。
「真ん中から攻めようという意識がない。俺がポストプレーをやったり、下がって叩くと、そこで(シュートを)打っちゃう。崩し切る前に終わっちゃう。だから、自分がただ下がっているだけに見えてしまう。でも、自分がやっていることは(以前と)変わってないから」
FC東京は、中盤と最終ラインの8枚でがっちりと守備を固めてきた。その影響で「中央を攻めにくかったのか?」との問いには、こう答えた。
「中から攻められるよ、今日とかも。ただ、ビッグチャンスが作れないと、すぐにサイドに行っちゃう。こっちとしては、すごくやり甲斐がないというか、『あれ? 俺は何してるんだろう?』って思ってしまう」
大久保自身は、ゴールを量産していた昨シーズンや今シーズン序盤と同じ動きをしていると強調する。それでも自分の結果が出ていないのは、周囲の選手の消極性が大きく関係しているというのだ。
「自分が引いてボールを受けた時は、前を向いて危険なところに(パスを)出して、(動き直して)危険なところに行くけど、そこまでボールがこないからね。サイドにボールが行っちゃうから。安牌に行っちゃう。前に入るんだけど、1回下げてそこからゆっくりしちゃう」
おそらく、この意見はFC東京戦に限ったことではないのだろう。ここ最近、大久保は下がってボールを受ける場面が増える一方で、本来の持ち味であるゴール付近での仕事が減っている。事実、直近3試合でゴール数はゼロ。第2ステージに入ってからの5試合では、名古屋戦での1ゴールしかない。
この試合もノーゴールに終わった大久保嘉人は、なんとも突き放した言葉を残してミックスゾーンを去った。「俺は絶対に点を取れない」「ディフェンスを頑張るしかない」という、らしくない発言の後に「頑張ってフロンターレ」。まるで他人事だ。『今のフロンターレは、本当のフロンターレじゃない』。大久保は、そう言いたかったのかもしれない。
ホームにFC東京を迎えた多摩川クラシコは、1-0で勝点3を得た。しかし、20本のシュートを放ちながら、1点に終わった攻撃陣に冴えはなかった。その理由を、大久保は以下のように説明する。
「真ん中から攻めようという意識がない。俺がポストプレーをやったり、下がって叩くと、そこで(シュートを)打っちゃう。崩し切る前に終わっちゃう。だから、自分がただ下がっているだけに見えてしまう。でも、自分がやっていることは(以前と)変わってないから」
FC東京は、中盤と最終ラインの8枚でがっちりと守備を固めてきた。その影響で「中央を攻めにくかったのか?」との問いには、こう答えた。
「中から攻められるよ、今日とかも。ただ、ビッグチャンスが作れないと、すぐにサイドに行っちゃう。こっちとしては、すごくやり甲斐がないというか、『あれ? 俺は何してるんだろう?』って思ってしまう」
大久保自身は、ゴールを量産していた昨シーズンや今シーズン序盤と同じ動きをしていると強調する。それでも自分の結果が出ていないのは、周囲の選手の消極性が大きく関係しているというのだ。
「自分が引いてボールを受けた時は、前を向いて危険なところに(パスを)出して、(動き直して)危険なところに行くけど、そこまでボールがこないからね。サイドにボールが行っちゃうから。安牌に行っちゃう。前に入るんだけど、1回下げてそこからゆっくりしちゃう」
おそらく、この意見はFC東京戦に限ったことではないのだろう。ここ最近、大久保は下がってボールを受ける場面が増える一方で、本来の持ち味であるゴール付近での仕事が減っている。事実、直近3試合でゴール数はゼロ。第2ステージに入ってからの5試合では、名古屋戦での1ゴールしかない。