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森保監督が要望。「選び続けるには力をつけてもらわないと」。復帰組や新戦力で今後、生き残っていきそうな選手は?【日本代表】

カテゴリ:日本代表

元川悦子

2025年06月11日

招集外が続き、戸惑いもあったはず

圧巻の1G2A。インドネシア戦で先発した町野は1トップで期待に応える活躍ぶりだった。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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 遠藤航(リバプール)、鎌田大地(クリスタル・パレス)、久保建英(レアル・ソシエダ)ら主軸と代表経験の少ないメンバーが融合しながら、6-0で圧勝したW杯アジア最終予選ラストのインドネシア戦。

 この日は、初キャップを刻んだ三戸舜介(スパルタ)が鎌田の先制点をお膳立てし、同じく代表デビューを飾った鈴木淳之介(湘南)が数多くのインターセプトと縦パスで貢献。生き生きとプレーしていた印象だ。

 さらに言うと、代表復帰組の森下龍矢(レギア・ワルシャワ)、町野修斗(キール)、細谷真大(柏)がゴールという結果を残すことに成功。遠藤とボランチを組んだ佐野海舟(マインツ)も、前回から大きな改善を見せた。

 後半から出場した佐野航大(NEC)や18歳の佐藤龍之介(岡山)、俵積田晃太(FC東京)も躍動感を前面に押し出すなど、フレッシュな面々が好印象を与えたのは事実。それは前向きに捉えていい部分だ。

 しかしながら、今回は実力差のあるインドネシアが相手。5バックで守ってきたが、オーストラリアほどの強固な守備組織を構築できていなかった。W杯本番になれば、日本がここまで自由自在に攻撃できるわけではない。森保一監督も今回の一挙手一投足だけでコアメンバー入りを認めてくれるわけではないだろう。

「(経験の浅い選手たちの)個々を見ても、素晴らしい特長を持っているなという印象を受けているところが大きいです。ただ、その反面、人にもよりますけど、まだまだ代表に選び続けるには力をつけてもらわないといけない」と、指揮官も試合後の会見でやや辛口のコメントを残していた。最終予選を戦い抜いた主力組に追いつき、追い越していくためには、さらなる進化が求められるのだ。
 
 そういった前提条件を踏まえつつ、今後も生き残っていけそうな人材を見てみると、2年3か月ぶりの代表スタメンで1ゴール・2アシストという目覚ましい成果を残した町野がまず浮上する。

 2022年カタールW杯のラストピースだった男は、第二次森保体制で招集外が続き、戸惑いもあったはずだ。それでも、やはり欧州5大リーグでの11ゴールという数字は嘘をつかない。前線で起点になる仕事を含め、彼は確実に迫力を増している。来季、格上クラブに赴いて今季と同等の実績を残せれば、上田綺世(フェイエノールト)ら既存戦力と肩を並べることも十分にあり得そうだ。

 佐野海も同じドイツ・ブンデスリーガ1部で目覚ましい進化を遂げた人材。この日は遠藤と組んだことで安心感が高まったのか、前回の課題だった前に出ていくプレーを存分に披露。今季の実績通りの良いパフォーマンスを印象付けた。

「スピードが上がった時、強いチーム相手に身体の向き1つなんかは、もっともっと良くできるので、突き詰めていかないといけないと思います」と本人も先を見据えていたが、「コアメンバーの中でもトライさせたい」と思わせるプレーは確実に見せていた。

「海舟は本当にすごく運動量が多かったと思います。航君が1枚残るような形で、海舟が右にも左にも顔を出してくれていたので、すごくよく動いていたんじゃないですかね」と、一列前に陣取った鎌田も絶賛。このまま成長していけば、“第4のボランチ枠”定着も現実味を帯びてきそうだ。

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