「(鹿島とは)まだまだ差があると感じたし、挑戦者としてやらなければいけない」
新システム「3-5-2」(アンカー+2シャドー+2トップ)がどこまで通用するか。J1第2ステージ2節・鹿島戦は、それを測る試金石と位置付けられていた。しかし--。広島にとっては厳しい現実を突きつけられる結果(●2-4)となった。
従来の「3-4-2-1」では森﨑和が最終ラインに落ち、3バックを含めた4枚でビルドアップを行なうが、ボランチの枚数が1枚少ない新システムでは3バックのみ。2トップとサイドハーフ、さらにはボランチが連動した相手の厳しいプレスで数的優位(アウトナンバー)を作られ、限定されたパスコースにボールを送ったところを次々と狙われた。最終ラインを統率するリベロの千葉和彦は、鹿島戦についてこう振り返る。
「(鹿島は)隙を見せることなく上手くプレスをかけてきて、なかなか難しかった。チーム全体として(マークを)剥がしていくところが少ないと感じました。完敗です」
第1ステージの対戦(●1-4)に続き、鹿島に対して2戦2敗。「簡単な試合じゃない」(千葉)と覚悟していたにもかかわらず、大量4失点を喫しており、DFとしては悔しい以外の何物でもないだろう。
「球際の部分だったり、耐えるところはしぶとくやらなきゃいけない、と言葉にするのは簡単だけど、実際に試合の中でやるのは難しいことだと思い知らされました。結果的に負けてしまって、(第1ステージ覇者の鹿島とは)まだまだ『差があるな』、『レベルアップしないといけないな』と痛感したし、挑戦者としてやらなければいけない」
千葉は浮き彫りとなった“差”を受け止めつつ、「でも……」と今後の進むべき道について言葉を続ける。
「(プレスを)剥がして、そこからショートカウンター気味に行ける時もありました。あれを自分たちの狙いとして、どんどんやっていけるようにしたいですね。たしかに1ボランチでひとり少ないですけど、プレスを受けても剥がせないとダメ。自分たちのベースを出して、攻撃に行かないと勝てないので」
従来の「3-4-2-1」では森﨑和が最終ラインに落ち、3バックを含めた4枚でビルドアップを行なうが、ボランチの枚数が1枚少ない新システムでは3バックのみ。2トップとサイドハーフ、さらにはボランチが連動した相手の厳しいプレスで数的優位(アウトナンバー)を作られ、限定されたパスコースにボールを送ったところを次々と狙われた。最終ラインを統率するリベロの千葉和彦は、鹿島戦についてこう振り返る。
「(鹿島は)隙を見せることなく上手くプレスをかけてきて、なかなか難しかった。チーム全体として(マークを)剥がしていくところが少ないと感じました。完敗です」
第1ステージの対戦(●1-4)に続き、鹿島に対して2戦2敗。「簡単な試合じゃない」(千葉)と覚悟していたにもかかわらず、大量4失点を喫しており、DFとしては悔しい以外の何物でもないだろう。
「球際の部分だったり、耐えるところはしぶとくやらなきゃいけない、と言葉にするのは簡単だけど、実際に試合の中でやるのは難しいことだと思い知らされました。結果的に負けてしまって、(第1ステージ覇者の鹿島とは)まだまだ『差があるな』、『レベルアップしないといけないな』と痛感したし、挑戦者としてやらなければいけない」
千葉は浮き彫りとなった“差”を受け止めつつ、「でも……」と今後の進むべき道について言葉を続ける。
「(プレスを)剥がして、そこからショートカウンター気味に行ける時もありました。あれを自分たちの狙いとして、どんどんやっていけるようにしたいですね。たしかに1ボランチでひとり少ないですけど、プレスを受けても剥がせないとダメ。自分たちのベースを出して、攻撃に行かないと勝てないので」