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関東大学1部で“異変”。優勝候補の流経大がまさかの未勝利。1年生FWの山野春太は現状打破の起爆剤になれるか

カテゴリ:大学

小室功

2025年05月20日

2点のリードを追いつかれてドロー

7試合を終え4分け3敗。今季初白星が遠い流経大は巻き返せるか。写真:小室功

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 今年で99回目を迎えた関東大学サッカーリーグ戦1部において、思わぬ“異変”が起きている。

 シーズン開幕前のフェスティバルなどで好成績を収めていたこともあり、優勝候補の一角に挙げられていた流通経済大が、まさかの下位に甘んじているのだ。7試合を終えた時点で4分け3敗と、いまだ勝利を手にしていない。

 直近の5月18日、東京・味の素フィールド西が丘で行なわれた日大戦では、前半に2点のリードを奪い、優位に試合を進めたものの、前半終了近くの41分と後半に入ってからの53分にそれぞれゴールを許し、2-2で終了。流経大の中野雄二監督が悔しさをにじませつつ、こう振り返った。

「今日の相手である日大とは春のフェスティバルで対戦し、5-0で勝っていました。試合の入りから良い形で得点を重ねることができ、流れは良かったのですが、ちょっとしたところでカバーリングが遅れてしまい、与えてはいけない2失点だったと思います。試合の内容と結果が伴わず、重苦しい感じになっていますが、何とか乗り越えていきたいです」

 開幕から3引き分けのあと、3連敗(すべて0-1の惜敗)。そして、前述の日大戦が2-2の引き分けと、今季初勝利が遠い。
 
 だが、こうした窮状に、ただ手をこまねいているわけではない。苦境脱出のきっかけを掴むべく、様々な改善策に取り組んでいる。

 そのひとつが“起爆剤探し”だ。5月に入ってから1年生を主体にした紅白戦を行ない、そこで目に留まったFW山野春太をトップチームに引き上げただけではなく、先の日大戦でいきなりスタメンに抜擢。チーム内の競争原理を大いに刺激した。

 ほんの4か月前、千葉県代表の流経大柏の一員として第103回全国高校サッカー選手権の準優勝に貢献した韋駄天は、関東大学リーグ戦初出場の緊張感などどこへやら、開始3分に守備ラインの背後に飛び出し、電光石火の先制ゴールを決めてみせた。

「チームが勝てないなかで、スタメンで起用してもらったので、絶対に点を取ってやるぞという気持ちで臨みました。大学サッカーの強度にもっと慣れないといけないですけど、自分のストロングであるスピードは通用すると感じていましたし、得点シーンでは初速で相手を置き去りにできて、ファーストタッチもうまくいったので、あとは冷静に流し込むだけでした」(山野)

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