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なぜフリック監督のバルサはバルセロナの人々を虜にしたのか。メッシの不在を嘆く時代に終止符が打たれた【現地発コラム】

カテゴリ:メガクラブ

エル・パイス紙

2025年05月12日

観客数は大幅に増加している

フリック体制1年目でリーグ制覇に王手をかけたバルセロナ。(C)Getty Images

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 今シーズン、バルセロナの街でかわされる会話が、チームの結果について尋ねる「バルサはどんな試合をした?」から、試合の日を中心にスケジュールを組む「どうしたらバルサを見られるか?」へと変化している。理由は説明するまでもないだろう。ハンス・フリックが監督に就任し、フリック・バルサの虜になったからだ。

 バルサは再び、家族、友人、隣人と老若男女を問わず最重要事項となっている。スーペルコパ・デ・エスパーニャ、コパ・デル・レイを制覇したチームは、ラ・リーガ優勝を目ざして戦っている。クラブは巨額の負債を抱え、思い通りに補強できなかったにもかかわらず、期限外に予防措置として、ダニ・オルモとパウ・ビクトルを登録し、ラ・リーガの怒りを買っているにもかかわらず、だ。

 その2人を除いて、無冠に終わった昨シーズンと同じ顔ぶれで戦い、カンプ・ノウの改修工事のためホームゲームをモンジュイックで戦っていることを考えると、快進撃の価値はさらに高まる。
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 おかげでチケット販売は好調で、観客数は大幅に増加している。今、バルサの試合を見逃しても構わないと考える者はいない。人々を引きつけて離さないのは、シュートでプレーを終わらせることを主目的にデザインされたダイナミックさと縦への推進力がミックスされた攻撃であり、ワクワクする試合展開だ。しかもそれは試合の最初から最後まで一貫している。

 11人制サッカーの試合の緊張感がエンターテイメント性を重視したキングスリーグ(2022年にスペインでスタートした7人制サッカーのリーグ)に比べて低く、注意散漫な若者ウケしないと言われる昨今、喜ばしい現象である。パウ・クバルシのパスやラミネ・ヤマルのドリブルほど、若いファンを夢中にさせるものはない。

 しかしその一方で、フリック・バルサは、ロナウジーニョの光がバルセロニスモをジョアン・ガスパールの悪政によって押し込めていた“告解室”から引きずり出した2000年代半ばのチームとは異なり、個よりも組織を重視している。
 
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