【現地記者の英国通信】EU離脱でプレミアリーグの移籍はどう変わる!? 

カテゴリ:ワールド

スティーブ・マッケンジー

2016年07月06日

外国人プレーヤーの減少は長期的に見ればイングランドには好影響をもたらす。

今シーズンからマンチェスター・シティの指揮を執るグアルディオラ監督。ポンド安もどこ吹く風で、早くもギュンドアンを獲得するなど経済力にモノを言わせた補強に余念がない。(C) Getty Images

画像を見る

 先々週、イングランドはヨーロッパで2つの終わりを迎えた。ひとつはEURO2016、決勝トーナメント1回戦、アイスランド戦での惨敗。そしてもうひとつは何よりも重大なEUからの離脱だ。
 
 いずれもEU離脱派、アイスランドのサポーターでない人々にとってはどちらもショッキングな出来事であった。
 
 とくにEU離脱の問題は世界的なダメージを呼び込むなど非常に深刻な問題となっている。はたして、この問題は我々が愛するフットボールにどのような影響をもたらすのだろうか。
 
 EU離脱の波によって今すぐに何かが起きるということは明確になっていない。しかし、一般的に考えられているのは、外国人プレーヤーがイングランドでプレーするために今より厳しい条件満たさなければならないということだ。
 
 今まではEU圏内国籍を持ったプレーヤーは、代表クラスの選手でなくてもプレミアリーグではプレーすることが認められていた。
 
 しかし、EU離脱となればエヌゴロ・カンテ(レスター)、ディミトリ・パイエ(ウェストハム)といった代表経験も浅いプレーヤーは出場を認められない可能性があるのだ。他にもそのルールに引っかかる可能性のあるプレーヤーは300人余りと言われている。
 
 これはイングランドのクラブが新しい選手を獲得する際の方針を改める必要があることを意味している。もちろん現在所属している選手たちの契約は保たなくてはならないが、今後の移籍に影響を及ぼすことは間違いないだろう。
 
 おそらくクラブはこれで多くの外国人プレーヤーに頼ることができなくなる。しかし、それでユース年代のシステムが今よりも確立され、自前の選手を各クラブが持つようになれば、長期的に見て、イングランドにとっても好影響であるはずだ。
 
 EURO2016で示されたとおり、イングランド代表は国際舞台で戦うために何かを変える必要がある。もし、ユース年代が活気づけば、その変革の手助けとなることだろう。
 
【関連記事】
【EURO2016】スター選手たちの“綺麗すぎる”妻&恋人を一挙に紹介!
【現地記者の英国通信】躍進するウェールズはまさに“レスター”! 奇跡の戴冠は再び起きるか!?
アーセナル移籍の舞台裏――浅野が広島を離れる決断をした理由
EURO観戦の美しすぎるサポーターを直撃!「ラテン系美女はとにかく強気だった」の巻
ノイアーとブッフォン――新旧世界ナンバー1GKが魅せた至極のパフォーマンス

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 2025年7月号
    6月10日(火)発売
    今、面白いクラブを総力特集‼
    ファジアーノ岡山
    徹底読本
    クラブが辿った奇跡のストーリーに迫る
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 2025年7月3日号
    6月19日発売
    新生レアル・マドリー完全攻略読本
    シャビ・アロンソ新体制が始動
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 完全保存版
    1月17日発売
    第103回全国高校サッカー選手権
    決戦速報号
    前橋育英が7年ぶりの戴冠
    全47試合&活躍選手を詳報!
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ