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「120%でなくてもよい」31歳の田中パウロ淳一が栃木シティで遂げた進化とは?「いろんな人に変えてもらえた」【インタビュー】

カテゴリ:Jリーグ

野口一郎(サッカーダイジェストWeb編集部)

2025年05月01日

栃木シティの大栗社長からの熱烈勧誘で“5部”へ

川崎を皮切りにJリーグの5クラブを渡り歩き、23年に関東1部だった栃木シティに加入した田中。写真:田中研治(サッカーダイジェスト写真部)

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 今矢直城監督が率いる栃木シティは、初挑戦のJ3で2位と大健闘。チームの攻撃を牽引する田中パウロ淳一は、ここまで10試合で4得点・5アシストをマークしている。

 大活躍の31歳アタッカーに今回、インタビューを実施。全3回のうちの初回では、今季の栃木シティの躍進や自身について答えてもらった。本稿では、10年を超えるプロ生活について訊いた。

 大阪桐蔭高を卒業後の2012年に、川崎フロンターレでプロキャリアをスタート。その後、ツエーゲン金沢、FC岐阜、レノファ山口FC、松本山雅FCと渡り歩き、栃木シティに加入。そこでたどり着いた境地とは――。

――◆――◆――

――ここまでのプロ生活を振り返ってください。

 不器用ですね。曲がったことが嫌いで、選手の軽いプレー、監督やコーチの言動、チームの体制など、1個1個が気になってしまい、必要以上に熱くなっていました。常に120%という気持ちが、チームを移るにつれて、どんどん強くなっていきました。
【動画】Jが注目! 田中パウロ淳一のプレー集!
――22年末には29歳でJ3の松本と契約満了。引退も頭をよぎったのではないでしょうか?

 トライアウトを受けてJリーグのクラブから誘いがなかったら、辞めざるを得ないと思っていました。

 そのなかで栃木シティの大栗(崇司)社長が、松本まで来てくれて。正直、移籍する気は全くなかったし、話を聞くつもりすらなかった。

 ただ社長は「Jリーグに行きたい」と。当時、栃木シティは5部(相当の関東1部)だったので、(4部相当の)JFLを含めて、2カテゴリー上を狙っているのかと驚きました。

「これから、こうやっていくつもりで、1年後、2年後にはこうするつもり」と具体的に提示されました。その熱がすごく熱かった。山雅にいた戸島章と表原玄太が栃木シティに移籍していて、環境を聞いていたこともあり、栃木シティへの加入を決めました。

――23年は自身初の関東1部で、アシスト王とベスト11に輝き、チームの優勝とJFL昇格に貢献しました。

 最初は最悪でした。人工芝だとトラップもドリブルも、上手くできない。それでも監督が使ってくれて、選手も何回も何回もパスをくれたので、最後の方は慣れました。あそこはターニングポイントで、乗り切れたのは大きかったです。
【画像】FC大阪との首位決戦に向けトレーニングに励む栃木シティの選手たち!
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