「99%、悔しい気持ちしか残っていない」ブリストル平河悠がパリ五輪を回想。次に目ざすはもちろんA代表「誰かと比べるより自分にフォーカスしたい」【後編】
カテゴリ:海外日本人
2025年03月10日
気がついたのは、スペイン人選手たちの余裕
2月24日、ブリストル・シティへの完全移籍が決まった平河悠。イングランドで切磋琢磨する日々を過ごしているが、彼のキャリアを振り返るうえで避けることができないのは、24年のパリ五輪である。
U-23代表として五輪に参加し、初戦のパラグアイ戦で4-3-3の右ウイングとして先発。しかし前半22分の早い時間に、相手選手に右足首を強く踏まれた。悪質なファウルにより、平河は負傷交代。ここで、平河のパリ五輪が終わった。強い決意と覚悟を持って臨んでいただけに、落胆の色は極めて大きかったという。平河は正直な思いを吐露する。
「もう99%、悔しい気持ちしか残っていないです。パラグアイ戦にスタメンで出て、『ここは人生の分岐点のひとつ』と思っていた。そのなかで、あの去り方だったので。『悔しい』しか言葉がない。パリ五輪のメンバーとして試合に出るのは、昨年の目標だった。ひとつ叶えられたのはプラスで、無駄になったわけではないですけど、人生のターニングポイントをひとつなくしてしまった」
日本代表は五輪でグループステージを突破するも、準々決勝のスペイン戦で0-3で敗れた。試合では、0-1の相手リードで迎えた前半40分にFW細谷真大がネットを揺らすも、VARでノーゴールの判定となる不運もあった。スペイン戦をスタンドで観戦していた平河は、複雑な気持ちで仲間たちの戦う姿を追っていた。
「スタンドから一緒に戦ってました。だけど、やっぱり選手ならではの気持ちというか、嫉妬じゃないですけど、そういう気持ちも少なからずありました。心の中で、自分が出ていれば状況も変わったかなとか。そう思ってました。半分は応援、半分は(出られず)悔しいと思って見てました」
U-23代表として五輪に参加し、初戦のパラグアイ戦で4-3-3の右ウイングとして先発。しかし前半22分の早い時間に、相手選手に右足首を強く踏まれた。悪質なファウルにより、平河は負傷交代。ここで、平河のパリ五輪が終わった。強い決意と覚悟を持って臨んでいただけに、落胆の色は極めて大きかったという。平河は正直な思いを吐露する。
「もう99%、悔しい気持ちしか残っていないです。パラグアイ戦にスタメンで出て、『ここは人生の分岐点のひとつ』と思っていた。そのなかで、あの去り方だったので。『悔しい』しか言葉がない。パリ五輪のメンバーとして試合に出るのは、昨年の目標だった。ひとつ叶えられたのはプラスで、無駄になったわけではないですけど、人生のターニングポイントをひとつなくしてしまった」
日本代表は五輪でグループステージを突破するも、準々決勝のスペイン戦で0-3で敗れた。試合では、0-1の相手リードで迎えた前半40分にFW細谷真大がネットを揺らすも、VARでノーゴールの判定となる不運もあった。スペイン戦をスタンドで観戦していた平河は、複雑な気持ちで仲間たちの戦う姿を追っていた。
「スタンドから一緒に戦ってました。だけど、やっぱり選手ならではの気持ちというか、嫉妬じゃないですけど、そういう気持ちも少なからずありました。心の中で、自分が出ていれば状況も変わったかなとか。そう思ってました。半分は応援、半分は(出られず)悔しいと思って見てました」
そのスペイン戦、平河は試合を冷静に見ていたという。気がついたのは、スペイン人選手たちの余裕。最終的にパリ五輪で金メダルを獲得するスペインとは「結構差があった」と振り返る。
「(ボールを)取りに行っても遊ばれてました。マオ(細谷)のシュートが入っていれば変わったかもしれないですけど、あれが入らなかった時に、あそこまで崩れるのかと感じました」
もちろんパリ五輪世代が、次のステップとして目ざす場所はA代表である。失意を胸にパリ五輪を後にしただけに、平河は「五輪後は『もうA代表でやるしかない』という気持ちを強く持っています」と力を込める。A代表入りの思いはひときわ強いが、同時に、現実的な見方もしている。24歳のアタッカーは言葉を続ける。
「自分は(ポジションの重なる)ウイングの選手を見てます。中村敬斗選手、三笘薫選手、堂安律選手、伊東純也選手がいますけど、自分とはまだ差があると感じてます。今、自分がA代表に入っても、彼らとの差はまだ大きい」
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「(ボールを)取りに行っても遊ばれてました。マオ(細谷)のシュートが入っていれば変わったかもしれないですけど、あれが入らなかった時に、あそこまで崩れるのかと感じました」
もちろんパリ五輪世代が、次のステップとして目ざす場所はA代表である。失意を胸にパリ五輪を後にしただけに、平河は「五輪後は『もうA代表でやるしかない』という気持ちを強く持っています」と力を込める。A代表入りの思いはひときわ強いが、同時に、現実的な見方もしている。24歳のアタッカーは言葉を続ける。
「自分は(ポジションの重なる)ウイングの選手を見てます。中村敬斗選手、三笘薫選手、堂安律選手、伊東純也選手がいますけど、自分とはまだ差があると感じてます。今、自分がA代表に入っても、彼らとの差はまだ大きい」
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