闘志を全面に出し、孤高のオーラも放つ
今年1月、法政大2年生のFW小湊絆は2026-27シーズンの途中(27年1月)からFC東京の加入が内定した。また同クラブの特別指定選手として承認され、背番号は25番だ。
小湊は青森山田高時代に1学年上の松木玖生らと共に高校3冠を達成し、松木から10番を引き継いだ。法政大では1年時からスタメンの座を掴み、今では大学屈指のストライカーとして名を馳せるようになった。これらを考えると、彼がプロに進むのは至極当然のことだった。
では、なぜこの段階で決断を下したのか。現在、静岡県で開催されているデンソーカップチャレンジ静岡大会にU-20全日本学生選抜としてプレーしている小湊にその真相を聞いた。
――◆――◆――
小湊は初戦のプレーオフ選抜戦でスタメン出場。屈強なフィジカルを活かしたポストプレーと鋭いターンから相手の背後を突く動きで攻撃を牽引した。スコアレスドローに終わったが、前への推進力は随所に見ることができた。
「(高校選抜を含めて)3年連続でこの大会に参加しているので、大学サッカーのレベルを示す意味でも持ち味を発揮できたらなと思います」
精悍な顔つきは高校時代と変わらない。闘志を内に秘めずに全面に出し、かつ自分にも厳しく孤高のオーラも放つ。早期にプロ入りの決断を下した理由も、そのメンタリティがはっきりと表われたものだった。
小湊は青森山田高時代に1学年上の松木玖生らと共に高校3冠を達成し、松木から10番を引き継いだ。法政大では1年時からスタメンの座を掴み、今では大学屈指のストライカーとして名を馳せるようになった。これらを考えると、彼がプロに進むのは至極当然のことだった。
では、なぜこの段階で決断を下したのか。現在、静岡県で開催されているデンソーカップチャレンジ静岡大会にU-20全日本学生選抜としてプレーしている小湊にその真相を聞いた。
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小湊は初戦のプレーオフ選抜戦でスタメン出場。屈強なフィジカルを活かしたポストプレーと鋭いターンから相手の背後を突く動きで攻撃を牽引した。スコアレスドローに終わったが、前への推進力は随所に見ることができた。
「(高校選抜を含めて)3年連続でこの大会に参加しているので、大学サッカーのレベルを示す意味でも持ち味を発揮できたらなと思います」
精悍な顔つきは高校時代と変わらない。闘志を内に秘めずに全面に出し、かつ自分にも厳しく孤高のオーラも放つ。早期にプロ入りの決断を下した理由も、そのメンタリティがはっきりと表われたものだった。
「練習生としてJクラブの練習に参加した時に、どうしても、よそよそしいというか、優しくされるのですが、それが逆に僕としては『お客様扱い』に感じたんです。選手もスタッフも、すごく良い人たちなのですが、どこか僕と一線を引いているというか、ピッチ内外のコミュニケーションでもまだ遠慮というか、僕という存在よりも、やはり練習生の位置付けなんです。
ミスやできないことに対して厳しく言ってほしいし、強く要求してほしい。『練習生だから仕方がない』と思われて、本当に思っていることを言われなかったり、厳しくされなかったりするのは、個人的にもったいないな、と。だからこそ、早く決めようと思っていました」
よそ者ではなく、本物のライバルとしてピッチ上でバチバチやり合いたい。自分にとってもっと高い壁を突きつけてほしいという向上心と闘争心からくる渇望だった。
そのなかでFC東京には青森山田の2学年上の安斎颯馬、松木がおり、「僕にとって2人は本当に大好きな選手で、心から尊敬できる選手が躍動しているクラブだからこそ、僕もFC東京で“青森山田イズム”を見せたい気持ちになった」ことがクラブ選択の決め手となった。
【画像】ゲームを華やかに彩るJクラブ“チアリーダー”を一挙紹介!
ミスやできないことに対して厳しく言ってほしいし、強く要求してほしい。『練習生だから仕方がない』と思われて、本当に思っていることを言われなかったり、厳しくされなかったりするのは、個人的にもったいないな、と。だからこそ、早く決めようと思っていました」
よそ者ではなく、本物のライバルとしてピッチ上でバチバチやり合いたい。自分にとってもっと高い壁を突きつけてほしいという向上心と闘争心からくる渇望だった。
そのなかでFC東京には青森山田の2学年上の安斎颯馬、松木がおり、「僕にとって2人は本当に大好きな選手で、心から尊敬できる選手が躍動しているクラブだからこそ、僕もFC東京で“青森山田イズム”を見せたい気持ちになった」ことがクラブ選択の決め手となった。
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