「負けないだけでなく勝ちたい」欧州カップ戦で異彩を放つ日本代表DFがさらに深めた“フィジカルへの自信”。チームメイトたちも「ストロングマン!」と称賛【現地発】
カテゴリ:海外日本人
2025年02月15日
ELプレーオフで貴重な決勝PKを獲得
AZ(オランダ)は2月13日、ガラタサライ(トルコ)を4-1で下し、ELベスト16進出に王手をかけた。プレーオフ第2レグは20日、イスタンブールで行なわれる。
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負傷明けの右SB毎熊晟矢は攻守にシャープなプレーを披露し、77分間出場。36分にはクロスを胸でトラップし、そのまま前に出ようとしたところを、FWバルシュ・ユルマズに倒されPKを得て、2-1の勝ち越しゴールにつなげた。
「最初はボールがどこにこぼれてきてもいいように、ポジションを取ったんですけれど、クロスの弾道を見て『越えてきそうだ』と思った。最初はファウルした選手(ユルマズ)にやらせないように行こうと思ったのですが、自分のほうが先にボールに触れそうだったので、行ったら蹴られました」
毎熊の好調を示す言葉が、このコメントに隠されている。それはユルマズが触れそうなボールに対し、出足鋭く毎熊が自身のボールにし、そのまま前への推進力を見せたシーンが何度もあったということ。PK獲得の場面は、そのエッセンスが詰まっていた。
さらにこの夜の毎熊を語る上で見逃せないのは、ユルマズを封じ切った守備。特に前半終盤のサイドでの攻防は熾烈を極め、アディショナルタイムには背後のスペースを突いてきたユルマズに対して毎熊が鍛え抜かれたフィジカルで身動きさせず、しっかり守り切った。
「(昨年11月24日に)リーグフェイズでガラタサライと試合したとき(結果は1-1)も、彼と何回かマッチアップするシーンがあった。速いですし、身体も強いのは知ってました。後半、一本、行かれちゃいましたけれど、それ以外はやらせなかった」
65分、インターセプトした毎熊はそのままユルマズを置き去りにし、ワンツーで敵陣深い位置まで侵入。その1分後、仕返しとばかりにユルマズが、毎熊の持ったボールを狩ろうとしたが、難なく交わされてしまい悔しそうに天を仰いだ。
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負傷明けの右SB毎熊晟矢は攻守にシャープなプレーを披露し、77分間出場。36分にはクロスを胸でトラップし、そのまま前に出ようとしたところを、FWバルシュ・ユルマズに倒されPKを得て、2-1の勝ち越しゴールにつなげた。
「最初はボールがどこにこぼれてきてもいいように、ポジションを取ったんですけれど、クロスの弾道を見て『越えてきそうだ』と思った。最初はファウルした選手(ユルマズ)にやらせないように行こうと思ったのですが、自分のほうが先にボールに触れそうだったので、行ったら蹴られました」
毎熊の好調を示す言葉が、このコメントに隠されている。それはユルマズが触れそうなボールに対し、出足鋭く毎熊が自身のボールにし、そのまま前への推進力を見せたシーンが何度もあったということ。PK獲得の場面は、そのエッセンスが詰まっていた。
さらにこの夜の毎熊を語る上で見逃せないのは、ユルマズを封じ切った守備。特に前半終盤のサイドでの攻防は熾烈を極め、アディショナルタイムには背後のスペースを突いてきたユルマズに対して毎熊が鍛え抜かれたフィジカルで身動きさせず、しっかり守り切った。
「(昨年11月24日に)リーグフェイズでガラタサライと試合したとき(結果は1-1)も、彼と何回かマッチアップするシーンがあった。速いですし、身体も強いのは知ってました。後半、一本、行かれちゃいましたけれど、それ以外はやらせなかった」
65分、インターセプトした毎熊はそのままユルマズを置き去りにし、ワンツーで敵陣深い位置まで侵入。その1分後、仕返しとばかりにユルマズが、毎熊の持ったボールを狩ろうとしたが、難なく交わされてしまい悔しそうに天を仰いだ。
即戦力として昨夏、セレッソ大阪からAZに移籍した毎熊は、オランダリーグではフィジカル負けすることなく、順調なデビューを飾った。その姿に私も「フィジカルが強いですね」と言ったところ、「チームメイトからも『ユー・アー・ストロングマン』と言われたんです」と教えてくれた。一方、9月からスタートしたELのリーグフェイズ序盤では1対1の守備に苦労した。しかし、それも徐々に克服していき、ELの舞台でも毎熊は安定したプレーを続けるようになった。ユルマズとのマッチアップからは、AZでの毎熊の成長をひしひしと感じることができた。
「今はELでもフィジカルで勝つことができてますね」と訊くと、毎熊は「僕の代表デビューはベルギーで試合をしたトルコ戦でした」と言ってからこう続けた。
「代表で何試合かプレーしました(8試合)が、トルコの選手が一番身体が強かったので、『トルコ人は身体が強いんだな』という印象があった。こういう相手とやるのは楽しいです。(フィジカルで)負けないだけではなく勝てるようにトレーニングをやっていきたいです」
すでに今、トレーニングしてきた成果が出始めているのでは?
「そうですね。少しずつですけれど」
「今はELでもフィジカルで勝つことができてますね」と訊くと、毎熊は「僕の代表デビューはベルギーで試合をしたトルコ戦でした」と言ってからこう続けた。
「代表で何試合かプレーしました(8試合)が、トルコの選手が一番身体が強かったので、『トルコ人は身体が強いんだな』という印象があった。こういう相手とやるのは楽しいです。(フィジカルで)負けないだけではなく勝てるようにトレーニングをやっていきたいです」
すでに今、トレーニングしてきた成果が出始めているのでは?
「そうですね。少しずつですけれど」