藤枝戦は藤原のゴールで1-0の勝利
ジョン・ハッチソン新監督を招聘し、J2優勝、J1昇格を目ざすジュビロ磐田は、恒例の鹿児島キャンプを行なっている。
1月25日には同じ静岡県勢の藤枝MYFCと30分×4本のトレーニングマッチを実施し、ギラヴァンツ北九州から復帰した藤原健介のゴールで1-0の勝利。“スーパーアグレッシブフットボール”を実現するために、まだまだ多くの練習と試合をこなしていく必要はありそうだが、選手たちがひたむきにトライしようという姿勢が見られるのは非常にポジティブなことだ。
「ハードに取り組んでいるところとしては、昨年のロングボールを蹴って、セカンドボールを回収するようなスタイルから、ボールでプレーする、ビルドアップする、自分で判断できるチームに変えていこうとしています。そういったうえで成長に伴う痛みというのは分かっていますし、また問題が起きることもチームとして理解しています」
そう語るのはハッチンソン監督だ。戦術を構築する段階で、トライしたなかでのミスに関してはネガティブに捉える様子がなく、チーム始動後に合流したショーン・オントンコーチの熱心な指導も目につくなかで、ミスが起きた時に「今はしっかりと形を作っていこう」というポジティブな声がグラウンドに響いていた。
また、戦術だけでなく練習の強度に関しても、コンパクトな時間でかなり密度のあるトレーニングを続けている。筑波大から加入した角昂志郎も「筑波もできるだけ、短時間で強度を高くという練習を積み重ねていた。ただ、筑波以上に間、間を短くしろと言われてる。練習の合間に頭を切らさないところは、試合に直結しているなと感じてます」と認めるほどだ。
基本はボールを使ったトレーニングだが、ほぼ試合と変わらない強度と運動量が要求されるため、負荷は相当なものになっているはずだ。
1月25日には同じ静岡県勢の藤枝MYFCと30分×4本のトレーニングマッチを実施し、ギラヴァンツ北九州から復帰した藤原健介のゴールで1-0の勝利。“スーパーアグレッシブフットボール”を実現するために、まだまだ多くの練習と試合をこなしていく必要はありそうだが、選手たちがひたむきにトライしようという姿勢が見られるのは非常にポジティブなことだ。
「ハードに取り組んでいるところとしては、昨年のロングボールを蹴って、セカンドボールを回収するようなスタイルから、ボールでプレーする、ビルドアップする、自分で判断できるチームに変えていこうとしています。そういったうえで成長に伴う痛みというのは分かっていますし、また問題が起きることもチームとして理解しています」
そう語るのはハッチンソン監督だ。戦術を構築する段階で、トライしたなかでのミスに関してはネガティブに捉える様子がなく、チーム始動後に合流したショーン・オントンコーチの熱心な指導も目につくなかで、ミスが起きた時に「今はしっかりと形を作っていこう」というポジティブな声がグラウンドに響いていた。
また、戦術だけでなく練習の強度に関しても、コンパクトな時間でかなり密度のあるトレーニングを続けている。筑波大から加入した角昂志郎も「筑波もできるだけ、短時間で強度を高くという練習を積み重ねていた。ただ、筑波以上に間、間を短くしろと言われてる。練習の合間に頭を切らさないところは、試合に直結しているなと感じてます」と認めるほどだ。
基本はボールを使ったトレーニングだが、ほぼ試合と変わらない強度と運動量が要求されるため、負荷は相当なものになっているはずだ。
ハッチンソン監督は「何を作り上げていくのかというところで、そこの方向を失わないことが大事だと思います。もちろん、良いシーンもあれば、ミスもありますけれども、ミスが起きるということは、選手がより良い判断を下せるように今後サポートができるということで、コーチとしてそれは良いことだと思っています」と主張する。
藤枝も、磐田から加入した金子翔太が「超攻撃的なエンターテイメントサッカー」と一言で表現するように、ボールを繋ぎながらどんどん相手陣内に攻め込むスタイルだ。1本目は磐田がボールを失ったところから一気に攻め込まれて、GKのビッグセーブに救われるシーンが2度あった。それでも逃げずにボールをつないで、藤枝のプレスを回避して前進するシーンや、逆に守備で相手の攻撃を誘導して、高い位置でボールを奪える場面もあった。
そうしたトライから断片的にでも成功体験が積み重なることが重要であり、ミスが起きればそれをサンプリングして、シンプルな技術のミスなのか、相手に誘導された結果のミスなのか、自分たちの連係面のミスなのか、そうしたことをミーティングや選手間のコミュニケーションで一つひとつ、解決していくのがキャンプの主目的だ。その意味では順調にチーム作りが行なわれてきていると言える。
選手起用に関しては、どちらかというと選手それぞれが、1つのポジションに固定して競わせる形を取っている。藤枝戦を見る限り、昨シーズンの主力がバラバラなタイミングで使われており、トレーニングマッチの傾向として見られるような1本目は主力、そこから2本目、3本目、4本目と進むに従い、サブ色が強まっていくようなものは感じ取れない。
キャンプの総仕上げとして行なわれる2月1日の清水エスパルスとの試合で、現時点の序列がおおよそ見えてくるかもしれないが、継続的に磐田を取材している筆者としても、現時点で誰がスタメン、誰がサブとは言い切れない状況だ。
【画像】サポーターが創り出す圧巻の光景で選手を後押し!Jリーグコレオグラフィー特集!
藤枝も、磐田から加入した金子翔太が「超攻撃的なエンターテイメントサッカー」と一言で表現するように、ボールを繋ぎながらどんどん相手陣内に攻め込むスタイルだ。1本目は磐田がボールを失ったところから一気に攻め込まれて、GKのビッグセーブに救われるシーンが2度あった。それでも逃げずにボールをつないで、藤枝のプレスを回避して前進するシーンや、逆に守備で相手の攻撃を誘導して、高い位置でボールを奪える場面もあった。
そうしたトライから断片的にでも成功体験が積み重なることが重要であり、ミスが起きればそれをサンプリングして、シンプルな技術のミスなのか、相手に誘導された結果のミスなのか、自分たちの連係面のミスなのか、そうしたことをミーティングや選手間のコミュニケーションで一つひとつ、解決していくのがキャンプの主目的だ。その意味では順調にチーム作りが行なわれてきていると言える。
選手起用に関しては、どちらかというと選手それぞれが、1つのポジションに固定して競わせる形を取っている。藤枝戦を見る限り、昨シーズンの主力がバラバラなタイミングで使われており、トレーニングマッチの傾向として見られるような1本目は主力、そこから2本目、3本目、4本目と進むに従い、サブ色が強まっていくようなものは感じ取れない。
キャンプの総仕上げとして行なわれる2月1日の清水エスパルスとの試合で、現時点の序列がおおよそ見えてくるかもしれないが、継続的に磐田を取材している筆者としても、現時点で誰がスタメン、誰がサブとは言い切れない状況だ。
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