【EURO展望】イングランド×ウェールズ|注目の「英国ダービー」 ベイル対策が焦点だ

カテゴリ:国際大会

ワールドサッカーダイジェスト編集部

2016年06月16日

歴史的1勝を挙げたウェールズに勢いが。

故障者/イングランド=なし、ウェールズ=なし
出場停止/イングランド=なし、ウェールズ=なし

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ベイル(右)をどう抑えるかが勝負のポイント。イングランドは初戦に続き、ルーニー(左)を中盤で起用する攻撃的な布陣で戦うのか。 (C) Getty Images

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EURO2016
グループB2節
6月16日(木)/15:00(日本時間22:00)/ランス
イングランド×ウェールズ
主審:フェリックス・ブライヒ(ドイツ)
 
【注目ポイント】
●ベイルも意気込む「バトル・オブ・ブリテン」
●イングランドのベイル対策は?
●ケインがまたCKを蹴る? 気になるホジソン采配
 
【試合展望】
 グループステージで最も注目を集める大一番、「バトル・オブ・ブリテン」。ウェールズのベイルも「これはダービー。激しい試合になるだろう。100パーセントを捧げて戦う」と意気込みを語るビッグマッチだ。
 
 過去の対戦成績は66勝21分け14敗とイングランドが圧倒。06年W杯予選、前回のEURO予選でも対戦し、イングランドがいずれも完封勝利で4戦全勝を飾っている。
 
 ただ、勢いに乗っているのはウェールズだ。ベイルがFKを直接叩き込んで先制ゴールを決め、その後追いつかれながらも終盤のゴールでスロバキアを突き離し、歴史的なEURO初勝利を収めたチームの士気は高まっている。
 
「僕たちは最高のチームスピリットを持っている。ウェールズ代表に入ってプレーできるイングランドの選手はひとりもいないだろうね」
 と、ベイルも自信をのぞかせる。
 
 対するイングランドは、同じくダイアーの直接FKで鮮やかに先制したものの、終盤のロシアのパワープレーに屈して痛恨のドロー発進。主導権を握り、再三チャンスを作りながら勝点を取りこぼし、後味の悪さを残している。
 
 勝負のポイントは、イングランドがベイルをどう抑えるか。ホジソン監督は特定のマークは付けないとし、初戦と同じスタメンを示唆しているが、ダイアーが中盤の守備をほぼ一手に担う形の4-3-3は、ベイルがラムジーとともに2トップ下に入るウェールズの3-4-2-1とは噛み合わせが悪い。
 
 ケインにCKを蹴らせた判断を含め、初戦の采配に小さくない疑問を残したホジソンがどんな手を打つのか、注目だ。
 
 メジャー大会で初めて実現した「英国ダービー」は、いずれにしてもグループBの趨勢を左右する文字通り重要な一戦だ。

文:ワールドサッカーダイジェスト編集部

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