【EURO2016】ブーイングを浴び続けたペペ、さらに敵を増やす……OBたちの反応も様々

カテゴリ:国際大会

サッカーダイジェストWeb編集部

2016年06月15日

相手選手と衝突して倒れた際には足を伸ばして蹴りを見舞う。

果たして2戦目以降はどうなる? (C) Getty Images

画像を見る

 6月14日(現地時間)に行なわれたポルトガルとアイスランドの一戦は、メジャー大会デビュー戦にもかかわらず、果敢に強国に立ち向かって勝点1を奪取した後者の健闘ぶりが印象に残った。
 
 それ以外にも、幾つか印象に残るものがあった。アイスランドのキャプテン、アロン・グンナールソンのロングスローもそうだろう。どこからでも披露される彼の“強肩”は、何度かチャンスにも結び付いた。
 
 そしてもうひとつ。ポルトガルのペペに対する執拗なブーイングだ。レアル・マドリーでプレーするCBがボールを触るたびに、スタジアム内が非難の口笛に包まれた。
 
 試合前日の会見で、アイスランドのラーシュ・ラガーベック監督は、クリスチアーノ・ロナウドとペペを「ハリウッド俳優のようだ」と皮肉っていた。
 
ペペについては、チャンピオンズ・リーグ決勝で、アトレティコ・マドリーのフィリペ・ルイスに顔を叩かれたとして痛がるも、主審に演技を見抜かれていたシーンが、人々に悪印象を与えていた。
 
 そのこともあってか、統率されたチャントを披露するアイスランド・サポーターのターゲットとなったペペ。しかし、彼はこの試合でも後半、ヨン・バーバソンと衝突して倒れた際に、故意に足を伸ばして蹴りを入れようとしたようにみえた(カニばさみの状態に)。
 
 この行為に対し、審判からは何のお咎めもなかったことで、さらにスタジアムには大きなブーイングが響くこととなった。
 
 ポルトガルの『レコルド』は「ペペはさらに多くの敵を作ってしまった」と報じ、またOB選手たちのSNSでのコメントを紹介。元イングランド代表のガリー・リネカーは、CL決勝の時同様、禁止用語を使ってペペを非難している。
 
 元デンマーク代表のペーター・シュマイケルは「なぜ、審判たちはペペに対してアクションを起こすのを怖がっているのか?」と疑問を呈し、元ノルウェー代表のヨン・アルネ・リーセは「ペペに点を取らせないで。さもないと彼はますます嫌われてしまう」と書き込んだ。
 
 このような“逆境”のなかでも、守備では安定したプレーを見せ、最後尾から好パスを再三供給していたペペ。今後の試合で、鉄のハートを持つ(?)彼がボールを持った際、相手サポーターがどのような反応を示すのかが気になるところだ。
【関連記事】
【EURO2016】C・ロナウド、アイスランドの戦術に「ムカつく」、「器が小さい」と苛立つ
すべてはC・ロナウド次第――。アイスランド戦で再確認されたポルトガルの特異性
アイスランド戦で鮮やか先制弾のナニ さっそく移籍話が浮上
【ポルトガル 1-1 アイスランド|採点&寸評】軒並み高採点のアイスランドに対し、ポルトガルは決定力を欠いたC・ロナウドをはじめ厳しい評価
【UEFA EURO 2016】全51試合を連日生中継! WOWOW放送スケジュールはこちら!!

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 世界各国の超逸材を紹介!
    4月18日発売
    母国をさらなる高みに導く
    「新・黄金世代」大研究
    列強国も中小国も
    世界の才能を徹底網羅!!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ