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「1軍、2軍という呼び方をしていない」心に染み入った松山北・兵頭監督の言葉。こんな指導者の下でサッカーを学びたかった【選手権/コラム】

カテゴリ:高校・ユース・その他

白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

2025年01月01日

夏のフェスティバルで荷物番を任され…

まさにチーム一丸の松山北。写真:早草紀子

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[高校選手権・2回戦]松山北(愛媛)1−0 龍谷富山(富山)/12月31日/味の素フィールド西が丘

 試合後、松山北の兵頭龍哉監督は選手起用に話が及んだ時、選手たちに「『ダメだから交代させることはないぞ、そんなことをしたことはないぞ』」と伝えていると言った。

「うちはS、I、P、Qと言っていて。Sはスタート、Pはインポータント。1軍、2軍という呼び方をしてないし、補欠という言い方もしていません。スタートとインポータント。今日のスタートはこれ、インポータントはこれと、選手をリスペクトしてそう呼ぶようにしています」

 これを聞いて、こんな指導者の下でサッカーを学びたかったと素直にそう思った。

 
 自分の高校サッカー生活を振り返ると、レギュラー、補欠という呼び名は当たり前で、補欠は練習すらまともにさせてもらえなかった。夏のフェスティバルなどに行けば荷物番を任され、それだけで1日が終わる時もあった(試合を観ることすらできない)。

 理不尽極まりない状況下で、よく文句も言わず、途中退部もせず最後までやり切ったと思う。ある意味、洗脳というか、支配されていたんだと、今ならそう振り返ることができる。

 そうした自分の経験もあって、兵頭監督の言葉は心に染み入った。指導者との出合いはやはり重要。それを改めて痛感させられた。

取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)

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