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なんて過酷、開催3日間で出場48校中32チームがすでに敗退。優勝候補の青森山田、日章学園も早々と姿を消す高校選手権は改めて難しい大会だ【コラム】

カテゴリ:高校・ユース・その他

白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

2024年12月31日

「納得いかない。悔いしか残らないです」

ベスト16が出揃った一方で、すでに32校が姿を消している。写真:早草紀子

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[高校選手権・2回戦]松山北(愛媛)1−0 龍谷富山(富山)/12月31日/味の素フィールド西が丘

 12月28日に開幕した高校サッカー選手権は早くもベスト16に絞られた。わずか数日間で「48校→16校」と、すでに32校が敗退の憂き目に遭っている。その中には優勝候補だった青森山田、日章学園も含まれており、冬の選手権が改めて過酷なトーナメントであると、そんな事実を突きつけられた感覚があった。

 松山北と龍谷富山の一戦が終わったあと、松山北の兵頭龍哉監督はベスト16に勝ち残った喜びを噛み締めていた。

「昨晩、選手たちが『明日勝ったらベスト16よ』と言うから、『えっ、まだやろ、お前ら何を言いよんぞ』と。でも、本当にベスト16なんですね。近年は愛媛県勢がなかなか勝てなくて。歴史を作れました」
 
 一方、敗れた龍谷富山の濱辺哲監督は「もう1、2試合戦いたかった」と本音を吐露した。

「年によって差はありますが、(富山は)雪国で学校の理解を得て今回は早々と関東に来させていただいて、いろんな準備をしました。私自身も初めてのことで、これが正解だったかは分かりません。選手たちは一生懸命戦ってくれましたが、我々スタッフでもうちょっと何かできなかったかというのは悔いといえば悔いです」

 1回戦で龍谷富山に敗れた那覇西の亀田安澄(3年)は、攻め込みながらも勝てなかったその試合を振り返ってこう話していた。

「勝てる試合だったと思います。本当にサッカーって、これがサッカーなんだと。神様っていないのかなって。試合中、自分もそんなことを考えていて。納得いかない。悔いしか残らないです」

 全力を出し切るのも難しいトーナメント戦。優勝候補が早々と姿を消す高校選手権はやはり難しい大会だ。

取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)

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