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広島のFW井上愛簾がU-19代表候補合宿で久々のゴール!“偉大なる先輩”青山敏弘&柏好文から託された想いを背負って躍動!

カテゴリ:高校・ユース・その他

松尾祐希

2024年12月19日

角度のないところからシュート性のクロスで…

今年4月に広島とプロ契約を結んだ井上。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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 来年9月のU-20ワールドカップ(最終予選となるU-20アジアカップ予選は来年2月に開催予定)を目ざすU-19日本代表が、年内最後となる活動を千葉県内で実施。最終日となった12月19日には、流通経済大と30分×3本のトレーニングマッチを行なった。

 佐藤龍之介(FC東京)の1ゴール・2アシストなどで5-2と快勝したU-19日本代表において、アピールに成功した男がいる。イランにルーツを持つFW井上愛簾(広島)だ。

 井上は昨夏まではユースチームで、絶対的な存在ではなかったが、一気に台頭してU-17W杯にも出場。高校3年生となった今年4月に広島とプロ契約を結んでおり、身体の強さを生かした推進力を武器にトップチームで出場機会を得た。U-19日本代表でも今年9月のU-20アジア杯予選のメンバーに選出されており、船越優蔵監督からの期待値も高い。
 
 その一方でシュート精度は課題で、日の丸を背負ってゴールを最後に決めたのは世代別代表初招集となった昨年9月のフランス遠征(イングランド戦で2ゴール)。決定的な場面はこれまで何度も独力で作っていたが、あと一歩のところで決め切れないシーンが散見した。

 昨年のU-17W杯でも、ポーランドとの初戦で何度も裏抜けからチャンスを迎えたものの、ことごとく外したのは記憶に新しい。

 FWである以上、欲しいのはゴール。アピールするためにも年内最後のトレーニングマッチで求められていたのは、“結果”だった。

 3−4−2−1の布陣で2シャドーの一角を任されると、開始早々4分に右サイドでボールを受けると、角度のないところから右足を振る。

「角度がない状況だったので、シュート性のクロスという感覚でした。当たればコーナーキックにもなるので、そういう願いを込めて中に送ったつもりだった」

 これが見事にそのままゴールに吸い込まれ、久々に代表戦でネットを揺らした。

「久しぶりに代表戦でゴールを取れた。そういう意味でもよかったです」(井上)

 安堵の表情を見せた井上。成長を示す一撃になったのは間違いない。
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