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5勝1分で首位なのに盤石ではない? 識者が示す“アジアの強国の懸念材料”「勝負強さが妨げになる恐れも」【W杯最終予選】

カテゴリ:日本代表

サッカーダイジェストTV編集部

2024年12月13日

「本大会に出場できたとしても」

W杯アジア最終予選のグループAで首位に立つイランにも不安が。写真:Getty Images

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 北中米ワールドカップのアジア最終予選、グループAで首位に立つのは“アジアの強国”イランだ。6試合を消化して5勝1分(勝点16)、12得点、5失点と本大会出場に向けて前進している。

 しかし、識者の河治良幸氏は盤石に映るイランに“懸念”を示す。

「(3-2で勝った6節の)キルギス戦も危なかったとはいえ、最後はアズムンのゴールで競り勝ちました。決めるべき選手が決めるあたりに勝負強さを感じますが、その勝負強さが世代交代の妨げになる恐れがあります」

 確かに、イランはFWのアズムン(29歳)、FWのタレミ(32歳)、MFのジャハンバフシュ(31歳)らベテラン勢がチームを引っ張っている印象がある(ジャハンバフシュは最近スタメンから外れるケースもある)。今回の最終予選でアズムンは3ゴール、タレミは2ゴールと勝利に直結する働きをしているが、彼らに頼れば頼るほどチームは“老いる”可能性がある。

「ベテラン頼みのチームになると全体的なプレー強度に問題を抱えるようになり、推進力も弱まる恐れがあります。今はいいかもしれませんが、本大会に出場できたとしてそこでどうなるか」(河治氏)
 
 ちなみに、イランはワールドカップ本大会でグループリーグを突破した実績がない。2014年から3大会続けて出場しているものの、14年は1分2敗(ナイジェリアに引き分け、アルゼンチンとボスニア・ヘルツェゴビナに黒星)、18年は1勝1分1敗(モロッコに勝利、スペインに黒星、ポルトガルと引き分け)、22年は1勝2敗(イングランドとアメリカに黒星、ウェールズに勝利)と苦戦を強いられている。

「良い戦いはするけど、結局グループリーグで敗れる。ここを突破するにはアズムンらに加えて若い力が必要になります」

 今回の最終予選での活躍で言えば、カタール戦と北朝鮮でいずれも2ゴールのMFモヘビ(26歳)、嗅覚に優れたFWガーイェディー(26歳)あたりが今後のキーマンになるか。

構成●サッカーダイジェストTV編集部

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