指揮官は多彩な組み合わせで攻撃に変化
11月19日の中国戦で2024年の活動を終えた森保ジャパン。9月からスタートした2026年北中米ワールドカップ・アジア最終予選ではここまで6試合を戦い、5勝1分の勝点16で堂々の首位。2025年3月のバーレーン戦で勝てば、8大会連続8度目のW杯出場が決まる。
ご存じのように、この最終予選では3-4-2-1のシステムで戦っているが、アウェー2連戦となった11月シリーズも、森保一監督は多彩なシャドーの組み合わせで攻撃に変化をつけていた。
15日のインドネシア戦(4-0)は『鎌田大地(クリスタル・パレス)・南野拓実(モナコ)』を左右に配置。これが最もベーシックな組み合わせで、鎌田が2点に関与し、南野自身も試合の流れを決定づけるチーム2点目をゲット。息の合った連係を見せた。指揮官のファーストチョイスはさすがの安定感とスムーズさが見て取れた。
その後、三笘薫(ブライトン)がインサイドに入り、鎌田が右へ移動。『三笘・鎌田』コンビに移行した。これは10月のオーストラリア戦(1-1)でも試している形。だが、鎌田は「右はやりにくい」と本音を吐露しているように、多少スムーズさを欠く印象もあった。
そこで指揮官は三笘と伊東純也(スタッド・ドゥ・ランス)が交代したタイミングで、『鎌田・伊東』という新コンビにチャレンジ。伊東の右シャドーに関しては、久保建英(レアル・ソシエダ)は「正直言うと、純也君のシャドーはやりづらそうにしてましたね。あれが新たなオプションになるかというと、僕はならないと思います」と否定的な見解を示した。
もっとも、伊東本人は「よりゴールに近いんで、ゴールを取れるような動きをしたい。シャドーに入っても裏抜けとか外と入れ替わることはできると思う」と前向きに発言。今後の伸びしろに期待というところだろう。
最後には『旗手怜央(セルティック)・伊東』という形にスイッチ。旗手が引いた位置から大橋祐紀(ブラックバーン)に決定的なロングパスを供給したように、彼はボランチに近い役割もこなせるのが1つのメリットだ。
ご存じのように、この最終予選では3-4-2-1のシステムで戦っているが、アウェー2連戦となった11月シリーズも、森保一監督は多彩なシャドーの組み合わせで攻撃に変化をつけていた。
15日のインドネシア戦(4-0)は『鎌田大地(クリスタル・パレス)・南野拓実(モナコ)』を左右に配置。これが最もベーシックな組み合わせで、鎌田が2点に関与し、南野自身も試合の流れを決定づけるチーム2点目をゲット。息の合った連係を見せた。指揮官のファーストチョイスはさすがの安定感とスムーズさが見て取れた。
その後、三笘薫(ブライトン)がインサイドに入り、鎌田が右へ移動。『三笘・鎌田』コンビに移行した。これは10月のオーストラリア戦(1-1)でも試している形。だが、鎌田は「右はやりにくい」と本音を吐露しているように、多少スムーズさを欠く印象もあった。
そこで指揮官は三笘と伊東純也(スタッド・ドゥ・ランス)が交代したタイミングで、『鎌田・伊東』という新コンビにチャレンジ。伊東の右シャドーに関しては、久保建英(レアル・ソシエダ)は「正直言うと、純也君のシャドーはやりづらそうにしてましたね。あれが新たなオプションになるかというと、僕はならないと思います」と否定的な見解を示した。
もっとも、伊東本人は「よりゴールに近いんで、ゴールを取れるような動きをしたい。シャドーに入っても裏抜けとか外と入れ替わることはできると思う」と前向きに発言。今後の伸びしろに期待というところだろう。
最後には『旗手怜央(セルティック)・伊東』という形にスイッチ。旗手が引いた位置から大橋祐紀(ブラックバーン)に決定的なロングパスを供給したように、彼はボランチに近い役割もこなせるのが1つのメリットだ。
となれば、伊東はFWのように前へ前へと行けばいい。短時間でまだ判断しづらいところはあったが、可能性のあるコンビと見てよさそうだ。
一方、中国戦に目を向けると、『南野・久保』でスタート。これも最終予選でセカンドチョイスと言えるベーシックな組み合わせ。特に久保は右ウイングバックの伊東と絡みながらアグレッシブな仕掛けを見せていた。
小川航基(NEC)の先制点も、久保の強引なシュートから奪った左CKから、彼自身がアシストしたもの。その働きは非常に大きな意味があった。
ただ、ピッチ幅が狭かったことで、南野や伊東が裏抜けを狙った際にパスが引っ掛かるシーンが数多く発生。久保としても「前半は難しかった」と悔しさをにじませた。
南野にしても、大外に中村敬斗(スタッド・ドゥ・ランス)がいたが、なかなか良い距離感が保てず、崩しの部分で膠着状態に陥った。「敬斗との関係性でもう一工夫が必要だった」と反省の弁も口にしていて、大外のウイングバックが堂安律(フライブルク)と三笘というファーストセットではない時の絡み方という新たな課題が浮上したとも言えるだろう。
【画像】日本代表の中国戦出場16選手&監督の採点・寸評を一挙紹介! MOMは2発を叩き込んだストライカー。最終予選初出場で躍動のDFらも高評価
一方、中国戦に目を向けると、『南野・久保』でスタート。これも最終予選でセカンドチョイスと言えるベーシックな組み合わせ。特に久保は右ウイングバックの伊東と絡みながらアグレッシブな仕掛けを見せていた。
小川航基(NEC)の先制点も、久保の強引なシュートから奪った左CKから、彼自身がアシストしたもの。その働きは非常に大きな意味があった。
ただ、ピッチ幅が狭かったことで、南野や伊東が裏抜けを狙った際にパスが引っ掛かるシーンが数多く発生。久保としても「前半は難しかった」と悔しさをにじませた。
南野にしても、大外に中村敬斗(スタッド・ドゥ・ランス)がいたが、なかなか良い距離感が保てず、崩しの部分で膠着状態に陥った。「敬斗との関係性でもう一工夫が必要だった」と反省の弁も口にしていて、大外のウイングバックが堂安律(フライブルク)と三笘というファーストセットではない時の絡み方という新たな課題が浮上したとも言えるだろう。
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