中国とバーレーンの違い
日本代表は現地9月10日、ワールドカップ・アジア最終予選でバーレーンとバーレーン・ナショナル・スタジアムで対戦し、5-0で快勝した。
レーザー照射に国歌へのブーイング、ピッチレベルへの飛び降りなど、幼稚な相手ファンを叱りつけたい気分ではあるが、バーレーン自体は強かった。厄介なチームであり、オーストラリアを1-0で破ったのも伊達ではない。難しい試合を強いられた。
バーレーンのシステムは4-2-3-1(守備時4-4-2)。4日前に対戦した中国と守備型は同じだが、大きな違いがあった。それはエリアの設定だ。中国はほとんどミドルプレスをかけず、自陣ペナルティエリアのラインを、そのまま最終ラインにする守り方であり、リトリート(撤退)とロングカウンターが主軸だった。
しかし、バーレーンは違う。両サイドハーフがボランチに並ばず、2トップの脇に立って、ミドルプレスの構えを見せた。特に左サイドハーフの8番モハメド・マルフーンが、外切りで板倉滉をけん制する傾向が強く、日本の3バックを低い位置に止めようとする。それに連動し、バーレーンはDFが思い切ってラインを上げ、中盤のコンパクトさを維持した。
日本から見ると、相手の2トップ+両サイドハーフの4枚が眼前に立ち、真ん中の縦パスを覗きづらい。受け手の鎌田大地と南野拓実の2シャドーも、相手ダブルボランチにマンツーマンで見られている。となれば、空いてくるのは必然的にサイドであり、三笘薫にボールが集まってきた。
【画像】日本代表のバーレーン戦出場16選手&監督の採点・寸評を一挙紹介。4人が7点の高評価。MOMは2G1Aの9番
レーザー照射に国歌へのブーイング、ピッチレベルへの飛び降りなど、幼稚な相手ファンを叱りつけたい気分ではあるが、バーレーン自体は強かった。厄介なチームであり、オーストラリアを1-0で破ったのも伊達ではない。難しい試合を強いられた。
バーレーンのシステムは4-2-3-1(守備時4-4-2)。4日前に対戦した中国と守備型は同じだが、大きな違いがあった。それはエリアの設定だ。中国はほとんどミドルプレスをかけず、自陣ペナルティエリアのラインを、そのまま最終ラインにする守り方であり、リトリート(撤退)とロングカウンターが主軸だった。
しかし、バーレーンは違う。両サイドハーフがボランチに並ばず、2トップの脇に立って、ミドルプレスの構えを見せた。特に左サイドハーフの8番モハメド・マルフーンが、外切りで板倉滉をけん制する傾向が強く、日本の3バックを低い位置に止めようとする。それに連動し、バーレーンはDFが思い切ってラインを上げ、中盤のコンパクトさを維持した。
日本から見ると、相手の2トップ+両サイドハーフの4枚が眼前に立ち、真ん中の縦パスを覗きづらい。受け手の鎌田大地と南野拓実の2シャドーも、相手ダブルボランチにマンツーマンで見られている。となれば、空いてくるのは必然的にサイドであり、三笘薫にボールが集まってきた。
【画像】日本代表のバーレーン戦出場16選手&監督の採点・寸評を一挙紹介。4人が7点の高評価。MOMは2G1Aの9番
ところが、三笘への相手SBのアプローチは早く、各駅停車でパスをつないでも、前を向けない。そのスライドを許さないよう、谷口彰悟らから一気にロングパスが入ると、三笘は前を向けたが、バーレーンにとっては想定内だったはず。素早くラインを下げてアーリークロスを遮断し、ポケットへの鎌田や南野のランニングも、ボランチがマンツーマンでついた。球際の守備も粘り強いので、強引な1対1の突破も難しかった。
ビルドアップのけん制、中封じ、サイドを使われた場合のライン切り下げ。この辺りまでは完全にバーレーンの想定内であり、日本の攻撃は行き詰まっていた。
どこに攻略の糸口があるのか。
突破口を切り開いたのは、守田英正だった。鎌田と南野が2対2になっている真ん中に、3枚目の刺客として潜り込む動きが多くなった。この3対2が、試合のこう着を破っていく。相手ボランチはマンツーマンの意識が強いので、守田はフリーになりやすい。また一旦、真ん中を経由することで、スルーパスだけでなく、サイドに展開したときにウイングが広い仕掛けのスペースを得られる。
飲水タイムの後から、日本は動きを活発にした。守田だけでなく、鎌田も大外に広がって三笘を押し出したり、あるいは南野側へポジションを変えてみたり。こうした同時多発的なポジションチェンジは、人につく意識が強い相手ダブルボランチを大いに混乱させたに違いない。
ビルドアップのけん制、中封じ、サイドを使われた場合のライン切り下げ。この辺りまでは完全にバーレーンの想定内であり、日本の攻撃は行き詰まっていた。
どこに攻略の糸口があるのか。
突破口を切り開いたのは、守田英正だった。鎌田と南野が2対2になっている真ん中に、3枚目の刺客として潜り込む動きが多くなった。この3対2が、試合のこう着を破っていく。相手ボランチはマンツーマンの意識が強いので、守田はフリーになりやすい。また一旦、真ん中を経由することで、スルーパスだけでなく、サイドに展開したときにウイングが広い仕掛けのスペースを得られる。
飲水タイムの後から、日本は動きを活発にした。守田だけでなく、鎌田も大外に広がって三笘を押し出したり、あるいは南野側へポジションを変えてみたり。こうした同時多発的なポジションチェンジは、人につく意識が強い相手ダブルボランチを大いに混乱させたに違いない。
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