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【ボランチ誕生秘話】鹿島アントラーズの知念慶が明かす“そもそものきっかけ”と心に刺さった“友の言葉”

カテゴリ:Jリーグ

白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

2024年08月05日

「おい、知念」と監督に呼ばれて

ボランチ転向について話してくれた知念。写真:サッカーダイジェスト

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 今季のJ1リーグで8年ぶりのリーグ優勝を目指す鹿島アントラーズ。24試合を終えて3位に食い込むチームのパフォーマンスを支えているひとりが、ボランチの知念慶だろう。プレシーズンは「フォワードの3、4番手」だった彼が、なぜボランチに定着したのか。

 “Jリーグウォッチャー”平畠啓史との対談(サッカーダイジェストTV)で、知念はボランチ転向のそもそものきっかけを話してくれている。

「たしか宮崎キャンプで甲府と練習試合をした時、1本目でガクくん(柴崎岳)が怪我をしてしまったんです。チーム編成でボランチが少ない事情もあって、ポポヴィッチ監督に『おい、知念』と呼ばれて『次、ボランチやってみろ』と」

 当時の心境は「正直、やばっ!」だった。監督に呼ばれたあと、ベンチに戻った知念はチームメイトに「『ボランチやれ』って言われたんだけど」と報告。すると、周りから「それ、やばいな」と反応されるなど「みんなで盛り上がった」という。

 練習試合の2本目、いざボランチをやると、ポポヴィッチ監督から「ブラボー!」と褒められた。

「僕自身はがむしゃらにやっただけですけど、監督にはなんか刺さったみたいで(笑)。そこから『お前はボランチの選手だ』って言われて」
 
 キャンプ後もボランチのスタメンで使われた知念に「お前チャンスじゃん、ボランチで上行けよ」と声をかけたのが、大分トリニータ時代のチームメイトだった渡大生(現・徳島ヴォルティス)だった。友のその言葉によって、知念は決意を新たにする。

「それまでは『ボランチじゃないでしょ』と思っていましたが、(渡の言葉で)確かにチャンスだなと。そこから気持ちを切り替えてやるようにしました」

 本人も予想できなかったボランチ転向を経て、今や鹿島で眩い輝きを放つ知念。少しの偶然ときっかけが選手を飛躍させるファクターになる。

文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)

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