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「上に進むために必要な負け」G大阪の宇佐美貴史が湘南戦の惜敗を糧に「次のゲームにすべてをぶつければいい」

カテゴリ:Jリーグ

岩澤凪冴(サッカーダイジェスト編集部)

2024年07月21日

「疑心暗鬼になってはいけない」

味方との好連係で好機を演出した宇佐美。写真:滝川敏之

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 7月20日、J1第24節で2位のガンバ大阪は、18位の湘南ベルマーレとホームで対戦し、0-1で敗れた。

 G大阪は試合の立ち上がりから湘南にペースを握られる苦しい展開のなか、ウェルトンやファン・アラーノら個の能力に優れたアタッカーの背後へボールを供給してロングカウンターを発動しつつ、相手の押し下げを狙った。ただ、ハーフタイムを迎えるまで流れをを掴めず。0-0で試合を折り返した。

 後半は前半と比べればボールを保持して敵陣に攻め込む時間も作れたが、決定機を決めきれずにいると、83分に先制点を献上。終盤に猛攻を仕掛けるも最後までゴールを割れず、6月30日の20節・FC町田ゼルビア戦(1-3)以来、3試合ぶりの敗北を喫した。

 試合後、4-2-3-1のCFで先発した宇佐美貴史がゲームを振り返った。

「もちろん、サポーターに対して申し訳ない気持ちはありますけど、今日は相手の方が勝点3にふさわしかった。それだけだと思います。僕らが勝利にふさわしい時もあれば、そうでない時もある。たとえ僕らが圧倒していたとしても、勝てない時があるのがサッカーです」
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 湘南に勝てば、同節で横浜F・マリノスに敗れた首位のFC町田ゼルビアとの勝点差を詰められたが、それは叶わなかった。ただ、幸い8月7日の次節・FC東京戦までは2週間以上のブレークがある。この間、チームとしてどう切り替えていくのか。宇佐美は主将として次のように語る。

「どうやって意思を統一するのかが大事です。疑心暗鬼になってはいけない。(オフは)いったんすべて忘れて、サッカーのことを考えずに過ごしたい。そしてまたオフ明けからゆっくりと身体を作って、次のゲームにすべてをぶつければいい。一回、さらに上に進むために必要な負けだったと思いますし、今後、そう言えるようにしていきたいです」

 2014年以来、10年ぶりのJ1制覇へ。宇佐美の言葉通りに湘南戦の敗戦を糧として中断明けからスイッチを入れ直せるか。今年で32歳を迎えた背番号7のさらなる奮起にも注目だ。

取材・文●岩澤凪冴(サッカーダイジェスト編集部)

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