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”運命の初戦”打倒パラグアイへ、大岩ジャパンのベスト布陣。キーマンは「パリ五輪世代の遠藤航」で、「えっ」というようなプレーをする選手は?

カテゴリ:国際大会

白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

2024年07月17日

迷ったのは2列目の右サイド

河治氏推奨のベストスタメン。画像:サッカーダイジェスト

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 パリ五輪に臨む大岩ジャパン。メダル獲得を目指すうえで重要なのがパラグアイ戦だ。この難敵に勝利するためのベストスタメンは? 識者の河治良幸氏に考察してもらった。

 「3バックにしにくいメンバー構成なので」システムは4-2-3-1。GKはU-23アジアカップ制覇に大きく貢献した小久保玲央ブライアンで、4バックの最終ラインは右から関根大輝、西尾隆矢、高井幸大、大畑歩夢だ。

「4バックはオーソドックスに考えれば、この4人。木村(誠二)選手も良い活躍をしていますが、大岩ジャパンでここまでやってきた貢献を重視してセンターバックの右は西尾選手に。高井選手もU-23アジアカップ、その後のリーグ戦の評価を考えればスタメンが妥当かなと。

関根選手と大畑選手はU-23アジアカップで評価を高め、関根選手については課題のクロスを『柏レイソルでみっちりやってきた』と、本人がそう言っていたので期待したいです」
 
 ボランチは右から藤田譲瑠チマと山本理仁。選出理由を河治氏は以下のように述べている。

「消耗度が高い中盤で川﨑(颯太)選手ももちろん重要な戦力ですが、スタートは大岩ジャパンの心臓とも言える藤田選手と山本選手だと考えています。藤田選手は大会を通してのキーマンで、『五輪世代の遠藤航』。彼がいたからオーバーエイジを入れなかったとも言えます」

 2列目は右から平河悠、荒木遼太郎、斉藤光毅とした。

「松木(玖生)選手らの想いを背負う荒木選手の出来如何でチームのパフォーマンスは変わりそうです。その才能に疑いの余地はないし、FC東京に来てから守備力を高めています。左サイドは実力的に斉藤選手で決まり。スター性が高くて、『えっ』というようなプレーをします。ボールを持ってから突破の仕方にバリエーションがあるので、そこに注目してほしいです」

 迷ったのは右サイドだ。

「平河選手はあらゆる状況に対応できる。クロージングも、負けている局面での打開もできます。平河選手は『守備のスイッチでは誰にも負けない』と言っていて、パラグアイ戦で対峙するリバス選手の実力を考えると、三戸選手よりもディフェンス力に優れた平河選手をスタメンにすべきかなと。三戸選手は2列目の右、中央、左をこなせるので、12番目のレギュラーという位置付けにできれば」

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