• トップ
  • ニュース一覧
  • 【識者見解】W杯最終予選、“最悪”の組み合わせは? 理想は日本、豪州、ウズベク、バーレーン、パレスチナ、クウェート

【識者見解】W杯最終予選、“最悪”の組み合わせは? 理想は日本、豪州、ウズベク、バーレーン、パレスチナ、クウェート

カテゴリ:日本代表

河治良幸

2024年06月24日

日本はイラン、韓国と共にポット1

9月からW杯アジア最終予選がスタート。森保ジャパンはどの国と戦うことになるか。(C)SOCCER DIGEST

画像を見る

 北中米ワールドカップ・アジア最終予選の組分け抽選が、6月27日にマレーシアのクアラルンプールで行なわれる。

 最終予選に進んだ18か国を3つのグループに分けることになるが、最新のFIFAランキングでアジア勢トップの17位である日本はイラン、韓国と共にポット1となる。

 つまり少なくともイラン、韓国とは同組にならないわけだが、ポット2にはアジアカップ連覇のカタールをはじめ、W杯常連のオーストラリア、そしてイラクという強豪が名を連ねており、この3か国のうちどこかは日本と同組になる。

 オーストラリアとは前々回、前回と同組でホーム&アウェーを戦い、前々回が1勝1分、前回は2連勝している。決して簡単な相手ではないが、カタールよりはベターかもしれない。

 イラクはロシアW杯の予選で同組になり、1勝1分だった。ただし、今年1月のアジアカップで1-2の敗戦を喫しており、エースのアイマン・フサインを中心としたシンプルに縦を狙うスタイルは、日本にとって、あまりやりやすい相手とは言えない。また政情不安も改善されて、おそらくバグダッドでホームゲームを行なえることも、対戦国からすると不気味さがある。

 このポット2でどこがベターかを簡単に判定することはできないが、最悪はカタール、最良はオーストラリアか。ただ、欧州組の移動の負担も考えると、オーストラリアが同組になった場合は、アウェーゲームがどのタイミングになるかも気になるところだ。
 
 そして最終予選の大きな鍵を握りそうなのが、ポット3のどこが入ってくるかだ。

 サウジアラビア、ウズベキスタン、ヨルダンと一筋縄ではいかない国ばかりだが、やはり最も避けたいのはサウジアラビアだろう。ウズベキスタンは近年着実に力をつけており、ヨルダンはアジアカップの準優勝国。どちらも甲乙つけ難いが、やりにくさという基準では、ブラジルW杯最終予選のアウェーで敗れたヨルダンよりはウズベキスタンがベターか。

 ポット4は最終予選を突破するために、必ず勝つべき相手になってくる。UAE、オマーン、バーレーンという中東の3か国だが、最も侮れないのはUAEだ。アジアカップではラウンド16で伏兵のタジキスタンにPK戦負けという結果に終わっただけに、カタールW杯で韓国を率いたパウロ・ベント監督も目の色を変えて、最終予選に向けて強化してくるだろう。

 ただ、スタイルとしてはUAEがポゼッション重視、バーレーンがバランス型、オマーンは日本を相手にした場合、守りを固めてロングボールを中心にカウンターを狙ってくることはほぼ間違いなく、そういう意味でのやりにくさはUAEよりもあるかもしれない。それでも、チームの状態次第ではポット1、ポット2の国とも渡り合えるポテンシャルを備えるUAEは最も避けたい。

 バーレーンとオマーンは両国に力の差はあまりないが、オマーンは前回予選の初戦で、日本がホームで敗れた因縁の相手だ。当時のブランコ・イバンコビッチ監督はすでに退任し、現在は中国を率いているが、伝統的な粘り強い守備とサリム・アルヤハヤエイがタクトを握るダイナミックな攻撃は厄介だ。アジアカップで対戦しているバーレーンの方が計算は立ちやすいか。

【PHOTO】コンセプトはFIRE(炎)! 日本代表が新ユニホームを発表! 久保建英、長谷川唯ら選手着用ショット!
【関連記事】
日本代表、W杯最終予選の組分けで最高・最悪のシナリオは? カタール、サウジ、UAE、北朝鮮と同居する可能性も
日本代表、アジア1位でもW杯最終予選は過酷な戦いに。豪州と同組、オール中東勢より厳しい“死の組”は?
「宿敵の日本とイランは避けたが...」韓国代表、W杯予選で“死のグループ入り”の可能性に母国メディアは危機感「南北対決が最悪のシナリオだ」
「日本や韓国と同組なら勝ち目はない」中国メディアがW杯最終予選の組分けに戦々恐々!「理想的なのは...」
日本代表のW杯最終予選メンバー26人はこうなる! 三笘&伊東の復帰で凄まじい陣容に。6月招集組から落選した4人は?

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 王国の誇りを胸に
    4月10日発売
    サッカー王国復活へ
    清水エスパルス
    3年ぶりのJ1で異彩を放つ
    オレンジ戦士たちの真髄
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 特別企画
    5月1日発売
    プレミアリーグ
    スター★100人物語
    絆、ルーツ、感動秘話など
    百人百通りのドラマがここに!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 完全保存版
    1月17日発売
    第103回全国高校サッカー選手権
    決戦速報号
    前橋育英が7年ぶりの戴冠
    全47試合&活躍選手を詳報!
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ