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「戦略がうまくいかなかった」シリアを率いた66歳名将が悔やんだ“日本戦の誤算”。辞意示唆も「本当は最終予選も戦いたかった」【コラム】

カテゴリ:日本代表

石川聡

2024年06月13日

国内情勢の不安定さがスポーツにも大きな影響を与えた

日本のハイパフォーマンスを素直に称えたクーペル監督。試合後は辞意を示唆した。(C)SOCCER DIGEST

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 北中米ワールドカップ・アジア2次予選グループBの最終戦が6月11日にエディオンピースウイング広島で行なわれ、この一戦に突破を懸けたシリアは日本に0-5の完敗を喫した。
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 その後、同グループのもう一つの試合で北朝鮮がミャンマーに4-1の勝利。勝点を9に伸ばしたため、同7にとどまったシリアを抜いて2位に浮上し、日本と共に9月に始まる最終予選へ駒を進めた。シリアは6月6日の北朝鮮戦で後半アディショナルタイムに決勝点を許し、0-1と敗れたのが響いた。

 6月シリーズを前に最終予選進出を決めていた日本に対し、シリアは勝たなければならない一戦だった。勝点1差で背後に迫る北朝鮮が、ミャンマーに勝利することはほぼ間違いない。昨年11月、同予選でやはり0-5と大敗した日本との再戦に、アルゼンチン出身のエクトル・クーペル監督は試合前日会見で「希望は捨てていない。サッカーでは保証されている結果などない」と強気な姿勢を見せていた。だが、実力差は歴然。「全力を尽くして戦ったが、まったく日本には及ばなかった」。

 日本にはサイドを狙われた。この試合のマン・オブ・ザ・マッチに選出された遠藤航は「攻撃に関してはミスマッチを活かしながらゲームを進められた」と振り返った。フォーメーションはシリアの4-4-2に対し、森保一監督は3バックで3-4-2-1、時に3-2-4-1となるような布陣で攻め込んだ。シリアは両サイドで前を向いてボールを受け、果敢に仕掛けてくる中村敬斗、堂安律の対応に手を焼いた。

 13分に許した先制点は、自陣右サイドから中村に上げられたクロスを、上田綺世にヘディングで決められたもの。相手選手を完全には抜き切らずに上げた中村のキックのタイミングも絶妙だったが、2人がマークに行ったシリアの守備も甘かった。前半はこのほかにも両サイドを突かれ、何度もピンチを招いている。遠藤は「ウイングバックが絡みながらの得点も生まれたので、あれは狙っていた形。理想的なゴールだった」と自賛した。

 一方「日本は我々に本当に大きな打撃を与えた」と肩を落としたクーペル監督。「戦略がうまくいかなかったのが敗因。プレスを掛けて早くボールを奪おうとしたのだが、そこを突破されるたびにチャンスを作られた。プラン通りにいかなかった」と、事前に練った策がいとも簡単に無力化されたことを認めた。
 
 シリアは10年以上にも及ぶ内戦など、国内情勢の不安定さがスポーツにも大きな影響を与え、今回のワールドカップ予選も「ホームゲーム」をサウジアラビアで戦うことを余儀なくされた。それでもチームは最後まで諦めることなく、日本というアジアの巨人を向こうに回して戦ったが力尽きた。「我々はなんとしても勝たなければならなかった。なんとかしてゴールを決めないと…」(クーペル監督)。だが、悲願のワールドカップ初出場の夢は、道半ばで途絶えてしまった。

 クーペル監督は「これでひとつのサイクルが終わり、私も終焉を迎えた」と、自らの去就についても示唆した。「ワールドカップ出場という目標は達成できなかったが、シリア国民、シリアサッカー協会にありがとうと伝えたい」と感謝の気持ちも述べた。だが「本当はこの先の最終予選も戦いたかった」と、バレンシア(スペイン)、インテル(イタリア)などを率いた68歳の名将は悔しさもにじませた。

取材・文●石川 聡

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