シリア戦でアピールに成功したのは?真骨頂を示して爽快だったアタッカー

カテゴリ:日本代表

本田健介(サッカーダイジェスト)

2024年06月12日

各々が持ち味を発揮

5-0で快勝したシリア戦。各々が輝きを放った写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

画像を見る

 2026年のワールドカップへ向けて最終予選進出をすでにを決めている日本は、2次予選の最終戦でホームでシリアと対戦。上田綺世、堂安律らのゴールで5-0と快勝した。

「途中から出た選手の特長を上手く活かしながら、得点につながったというのは良かったと思いますし、みんな競争があるなかで、結果を残したいと思ってこの代表に来ているはずなので、そういった意味で途中から出た選手たちが、しっかり躍動感を見せてやったということは良かったと思います」

 試合後にそう語ったのはキャプテンの遠藤航である。

 5日前のアウェーでのミャンマー戦(〇5-0)に続き、3-4-2-1を採用した日本にあって、ウイングバックで再び結果を残した中村敬斗、ウイングバックで先発した堂安、前線でゴールを狙い続けた上田、チャンスに絡んだ久保建英らが存在感を示しつつ、途中出場でボランチに入った鎌田大地、川村拓夢らも大いにアピールした。

 そのなかで、ひときわ輝きを放ったのが、62分にピッチに送り出されたアタッカーの相馬勇紀と言えるのではないか。
【動画】上田のヘッド弾&堂安の鮮烈フィニッシュ!
 
 器用な選手とあって、第2次森保ジャパンでは4バックでのSBや、3バックでのウインバックなどでも起用され、前述のミャンマー戦ではアシストも記録したが、彼の最も力を活かせるポジションはやはりアタッカーとしての位置なのかもしれない。

 後半から4-2-3-1へシステムを変えたなか、左サイドハーフとして送り出されると、真骨頂の果敢に仕掛ける姿勢や裏への走り込みを何度も見せ、72分には鎌田のスルーパスから相手の背後を取り、エリア内で倒されてPKを獲得。これを自ら冷静に決めてみせた。

 そのプレーぶりはまさに爽快で、良きアピールになったと言えるだろう。もっとも今の日本の2列目やウイングバックはタレントがひしめき合う。その中で今後も結果を残し続けられるか。166㌢のアタッカーの挑戦にはこれからも注目したい。 

取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部) 
【PHOTO】日本代表のシリア戦出場16選手&監督の採点・寸評。3人が7点の高評価。MOMは2点に関与した左WB

【記事】「茶番か」「代表チームと名乗るな」またしても森保Jに5失点大敗のシリア、母国ファンは怒り!「祈るしか解決策がなかった」

【記事】「初めて聞いたぞ」久保、堂安、南野――初の同時スタメン“KDM”が話題!「中田、中村、小野の共存並に楽しみ」
 
【関連記事】
【日本5-0シリア|採点&寸評】圧勝締めで先発全員が及第点以上! 3人が7点の高評価、MOMは鮮烈弾の堂安ではなく...
「茶番か」「代表チームと名乗るな」またしても森保Jに5失点大敗のシリア、母国ファンは怒り!「祈るしか解決策がなかった」
「初めて聞いたぞ」久保、堂安、南野――初の同時スタメン“KDM”が話題!「中田、中村、小野の共存並に楽しみ」
「日本代表でサッカーIQが最も高い選手は?」MF守田英正が意外な回答「トミと迷ったんですけど...」
「お似合いすぎる!」「素敵なご夫妻」結婚発表の堂安律、女性と寄り添う2ショット公開で大反響!「ついにお披露目!新婚さんの雰囲気に圧倒されます~」

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 2026年1月号
    12月12日(金)発売
    [特集]
    9年ぶりのJリーグ制覇
    鹿島アントラーズ
    鬼木体制で果たした「王座への帰還」
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 2026年1月1日号
    12月18日(木)発売
    [特集]
    2026北中米ワールドカップ
    選手名鑑&出場国ガイド
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 第104回大会 選手名鑑
    12月10日発売
    高校サッカーダイジェストVol.43
    第104回全国高校サッカー選手権大会
    選手権名鑑
    出場48チーム
    1440選手の顔写真&プロフィールを徹底網羅!
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ