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「ベテランが気を遣って周りに合わせる方がチームのためになる」。守田英正が考える攻撃的3バックを機能させるポイント

カテゴリ:日本代表

元川悦子

2024年06月10日

川村の潜在能力を引き出せなかったことを反省

ミャンマー戦で先発し中盤の要として躍動した守田。鎌田や旗手らを活かすプレーも光った。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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 2026年北中米ワールドカップ・アジア最終予選前の最後の底上げの場となる6月シリーズ。日本代表は6日に敵地でミャンマーと対戦して5-0の完勝を収めた。11日のシリア戦に向け、チームは8日に広島入りし、9日から戦術練習に突入。この日も冒頭約30分を除いて非公開で調整し、シリア戦でやるべきことを入念に確認した。

 前日まで全体練習を途中離脱していた長友佑都(FC東京)はフルメニューをこなした模様。長友と同様にミャンマー戦はメンバー外だった久保建英(レアル・ソシエダ)の方は分からないが、彼らも戦力に入ってくる可能性が出てきたと言っていい。

 森保一監督はミャンマー戦に続いて、攻撃的3バックのテストを継続する見通し。スタメンはミャンマー戦に出ていない選手を軸に据えると目される。

 となれば、中盤は遠藤航(リバプール)と田中碧(デュッセルドルフ)のボランチで、2シャドーの一角は南野拓実(モナコ)が確実。もう1枚は旗手怜央(セルティック)が有力視される。右ウイングバックに堂安律(フライブルク)が初めて起用される公算も高まっており、興味深いゲームになりそうだ。
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 攻撃的3バックを機能させるためには、やはり中盤の連動性が必要不可欠。ミャンマー戦の前半は守田英正(スポルティング)がアンカー気味に位置し、もう1枚のボランチ旗手が前目に上がり、左シャドーの鎌田大地(ラツィオ)と流動的に動きながらチャンスをクリエイトした。

「僕は最初から真ん中で構えて怜央を1個上げて、大地と怜央で左で攻撃させてチームを活性化させようと話していた。ただ、自分のポジショニングの気遣いも、もうちょっとできたかなと思います」と、守田はミャンマー戦での狙いを振り返る。

 それが90分間続けば良かったのだが、後半になって川村拓夢(広島)がボランチ、鈴木唯人(ブレンビー)が右シャドーに入ると、状況は一変。中盤の面々が各自の持ち場をキープするだけになり、流動的かつダイナミックな位置取りや攻めがやや影を潜めてしまった。

 特に川村の潜在能力を引き出せなかったことを、守田は大いに反省。「彼はフィーリングでプレーするタイプだと思うんで、あんまり頭でっかちになって動けなくなっても仕方ない。普通に楽しんでもらいたいなっていうか、まだ彼が合わせに行く必要はないとは思うので、僕が合わせた方がスムーズに行く。基本的にベテランが気を遣って周りに合わせる方が、チームのためになるのかなと感じます」と、代表5年目に突入した29歳のボランチは改めて自身のタスクを整理していた。
 
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