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「えっ! デインズが首位!?」日本人CEOはいかにしてベルギー2部クラブを“四面楚歌のスタート”から快進撃へ導いたのか【現地発】

カテゴリ:海外日本人

中田徹

2024年04月10日

KMSKデインズ の飯塚晃央CEOを直撃インタビュー【前編】

デインズに改革をもたらした飯塚CEO。クラブはピッチ内外で着実に前進を続けている。写真:中田徹

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 KMSKデインズ の飯塚晃央CEO(最高経営責任者)は、シーズン開幕前からベルギー2部リーグ機構に「ズルテ・ワレヘムとの試合は、うちのホームゲームを後にして土曜日の夜8時キックオフにしてほしい」と根回しを始めていた。
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 かつて、デインズはベルギー2部リーグでワレヘムと凌ぎを削った時期があった。1997年3月9日、8000人のファンを集め、2対1でデインズが勝利したダービーマッチは、今もなお語り草だ。

 その後、破産したワレヘムは『ズルテ・ワレヘム』として再スタートし、ベルギー1部リーグの常連チームになった。彼らは2012-13シーズンには2位という好成績を残し、16-17シーズンはベルギーカップで優勝した。一方、デインズはベルギー2部リーグと3部リーグが主戦場だったため、久しく両者のダービーマッチは公式戦で実現しなかった。

 因縁の戦いは昨季、ベルギーカップのラウンド・オブ16で対戦したことで復活した。着席850人収容のデインズのホームスタジアムに3000人が集まったダービーは、1-2の僅差でズルテ・ワレヘムに凱歌が上がった。
 
 ズルテ・ワレヘムが降格したことによって、今季は両チームともにベルギー2部リーグで顔を合わせることになり、1部昇格を目ざしてお互いに火花を散らすことになった。飯塚CEOの目論見通り3月30日土曜日、夜8時――まさにシーズン終盤の大一番で、デインズ・ホームのダービーマッチが開催された。デインズは3位、ズルテ・ワレヘムは6位。共に1部昇格の可能性を大きく残している。

「ズルテ・ワレヘムに勝って力関係を逆転し、『この地域のリーダーはデインズだ』と宣言するぐらいの意気込みでした」(飯塚CEO。以下同)

 しかし、結果は1-1。終了直後の飯塚CEOは悔しさを滲ませながらも、冷静に試合を振り返った。

「落ち着いて試合に入りましたし、そんなに悪くなかった。ズルテ・ワレヘムに先制されたのも想定内。後半勝負の試合だったので、後半早々に追いつけたのは良かった。ハイプレスでボールを取りきった後、決めきりたかったですね。しょうがない」
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