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「逆転できると話をして...」森山監督がハーフタイムに選手と確認した狙い「右サイドの循環とクロス」【仙台】

カテゴリ:Jリーグ

金子 徹(サッカーダイジェスト編集部)

2024年03月31日

「0-1で帰ってきて、今日はいけるなと」

チームを逆転勝利に導いた森山監督。写真:永島裕基

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[J2第7節]横浜FC 1-2 仙台/3月30日/ニッパツ三ツ沢球技場

「期待以上の出来でした」

 3月30日に行なわれたJ2第7節、敵地で横浜FCに2-1で競り勝ったベガルタ仙台の森山佳郎監督は、試合後に笑顔でそう振り返った。

 39分に先制点を献上したが、指揮官が「相手にはロングボールからのカウンター以外は攻撃されませんでしたし、しっかり前線からプレッシャーをかけていました」と口にしたように、強度の高い守備で試合を優勢に進めた。

 後半もペースを掴んだ仙台は、57分に中山仁斗のヘディング弾で同点に追いつくと、62分には相良竜之介のゴールで逆転に成功した。
 
 終盤は押し込まれるシーンもあったが、守備陣を中心に身体を張ってゴールを守り、勝点3をゲットした。
【動画】相良竜之介の逆転弾!
 森山監督は、前半の試合展開を「決定機も作れていましたし、ちょっと嫌な雰囲気はありました」としつつ、こう続けた。

「0-1で(選手たちが)帰ってきて、今日はいけるなと。逆転できると話をして、狙いを確認しました」

 その狙いとは、具体的に何なのか。

「右サイドの(ボールの)循環と、クロスの狙いのところです」

 後半のスタートから、工藤蒼生に代えて松井蓮之を投入した理由についても、次のように説明する。

「前半は左サイドが活性化していたんですが、右サイドにあまりボールがいかなかった。松井はボールを落ち着かせられて、前に配給できる選手なので、攻撃のリズムを変えたくて」

 中山の同点弾は、相良が左サイドから上げたクロスから奪った。そして相良の逆転弾は、右サイドの攻撃から生まれたものだ。指揮官も「後半は両方から良い形で流れた」と語ったが、その采配は見事だった。

取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)

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