• トップ
  • ニュース一覧
  • 【J1採点&寸評】湘南×神戸|“ほぼ4トップ”神戸が凄まじい破壊力を発揮。湘南は菊池大介がキッカケを掴む一撃を決める

【J1採点&寸評】湘南×神戸|“ほぼ4トップ”神戸が凄まじい破壊力を発揮。湘南は菊池大介がキッカケを掴む一撃を決める

カテゴリ:Jリーグ

塚越 始(サッカーダイジェスト)

2016年04月02日

湘南はGK村山のキックミスからの失点が悔やまれる。

【警告】湘南=なし 神戸=相馬(57分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】ペドロ・ジュニオール(神戸)

画像を見る

【チーム採点・寸評】
湘南    5.5
菊池のクロスがそのままゴールに決まるラッキーな形で先制。しかし村山のキックミスから失点すると、次第に神戸の強力な前線に押し込まれ、全体のラインが下がってしまう。交代出場した選手もなかなか機能せず、50分以降は決定機を作れなかった。
 
神戸 6.5
攻撃時はほぼ4トップといえる形で、しかも全員が一発を持つ破壊力を見せ付け、力で2ゴールを掴む。その重圧がボディブローのように効いて相手のパワーを奪い、後半はほとんどピンチさえ訪れなかった。

 
【湘南|採点・寸評】
GK
1 村山智彦 5
バックパスからのキックを相手に当てて、その流れで渡邊に同点弾を叩き込まれる。これでプレーのリズムを悪くし、逆転ゴールを許した。後半は持ち直して、小川やレアンドロの決定的なシュートを食い止めた。
 
DF
30 島村 毅 6
38分には思い切った攻撃参加から、豪快に決定的なダイビングヘッドを放つ。終盤はパワープレーで前線にも入った。守備面でも身体を張って、レアンドロやP・ジュニオールに力強い守備で対応していた。
 
20 坪井慶介 6
ナビスコカップでのプレーが評価されて今季リーグ戦初出場。次第に相手攻撃陣の“重圧”に押し込まれ、ラインを上げ切れなかった。ただ、危うくピンチになりかけた際の対応──危機回避が巧みだった。
 
6 三竿雄斗 5.5
P・ジュニオールに二度ボールを奪うチャンスがあったもののかわされて、2失点目を与えてしまった。さらに周りと呼吸が合わずオーバーラップからチャンスを作り切れなかった。苛立ちを表に出していた感じでもあった。
 
MF
24 奈良輪雄太 5 (72分 OUT)
右ウイングバックに入り献身的に走った。ただ、高山らとのコンビネーションがあと一歩噛み合わず。弱くなったバックパスから痛恨の同点ゴールを献上。後半はクロスさえなかなか放てなかった。
 
16 石川俊輝 5.5 (79分 OUT)
危険なエリアをしっかりと埋めて、要所で球際の強さも見せた。それでも時間が経つにつれて、相手の技術とパワーに対して後手を踏んでしまった。
 
5 パウリーニョ 5.5  
開始5分に右サイドから藤田祥へのクロスを放って、最初の決定機を作る。後半に入ってからの急激なパワーダウンにより、チーム全体の運動量もガクッと落ちている。
 
10 菊池大介
勢いあるアタックを続け、クロス性のシュートがそのまま決まる形で先制。そこまでは良かったが、その後は高橋との1対1になかなか勝てなかった。
  
23 高山 薫 5.5
ゴール前に次々と飛び込んでいきチャンスには絡んでいた。しかし、シュート精度を欠いた。もうひとり、彼を活かし、活かせるタレントが不可欠だ。
 
17 端戸 仁 5
サイドチェンジから菊池の先制点を演出。49分にカウンターから完璧な形で崩した場面、シュートを放ったものの弱くGKにキャッチされた。後半途中からはCFに入ったが噛み合わず、湘南スタイルにより馴染むには走力(オフ・ザ・ボールを含め)がまだ物足りない印象だ。

FW
11 藤田祥史 5.5 (67分 OUT)
ターゲットしてよく機能した。前線からのプレスも絶やさなかった。何度かあったシュートを放てそうな場面、飛び込めば1点という場面で、左足を振り抜きたかった。
 
交代出場 
FW
7 大竹洋平 6  67 IN
見せ場は限られたが、キック精度の高さは見せつけた。湘南が反撃するためのキーマンになりそうだ。
 
14 藤田征也 5.5 72 IN
サイドを突破し切れず。セットプレーのキッカーも務めたが、味方につながらなかった。彼らしい豪快なアタックで、流れを変えたかった。

MF
22 下田北斗 - 79IN 
前に向かう推進力を期待されて投入されたものの、ボールを持ったあとの判断に時間をかけてしまった。思い切ったプレーもあまり見られなかった。


監督
曺 貴裁 5.5
神戸に個の力のみならず、組織力でも上回られてしまった。特に後半途中からのパワーダウンは深刻。浦和戦、神戸戦と、走りの「質」の面で、相手より低いのは気になる点だ。「選手の頑張りを結果につなげられず、責任を感じている。大胆なプレーを出させて、かつ精度を上げるために物事を進めていきたい」と課題を語った。
 
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
 
 
 
【関連記事】
【J1採点&寸評】川崎×鹿島|韓国代表GKの活躍で勝点1を拾った川崎。鹿島は再三のチャンスを活かし切れず
【J1採点&寸評】湘南×浦和|柏木2ゴール演出、李が相手を圧倒! 湘南の新人・神谷は堂々のデビュー
【J1採点&寸評】神戸×G大阪|MOMは攻守両面で輝いた小川。宇佐美はまたも無得点も卓越した技巧で脅威に
【浦和】古巣との初対戦で快勝。「違和感があった」遠藤航が指摘した湘南の課題、掴んだ確かな手応え
【セルジオ越後の天国と地獄】今の日本代表は、「ラッキー」や「相手のミス」がないと、なかなか点が取れない

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 王国の誇りを胸に
    4月10日発売
    サッカー王国復活へ
    清水エスパルス
    3年ぶりのJ1で異彩を放つ
    オレンジ戦士たちの真髄
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 特別企画
    5月1日発売
    プレミアリーグ
    スター★100人物語
    絆、ルーツ、感動秘話など
    百人百通りのドラマがここに!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 完全保存版
    1月17日発売
    第103回全国高校サッカー選手権
    決戦速報号
    前橋育英が7年ぶりの戴冠
    全47試合&活躍選手を詳報!
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ