「倒れたら自分じゃない」細谷真大が貫くストライカー像は?【U-23代表】

カテゴリ:日本代表

手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

2024年03月20日

A代表の経験をU-23代表へ

細谷がストライカーとしての思いを語った。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

画像を見る

 世代屈指のストライカーの何が何でもゴールに向かう姿勢が、チームにとって大きな力になるはずだ。

 U-23日本代表は国際親善試合で3月22日にマリと、25日にウクライナと戦う。この2連戦に向けた国内での合宿は、20日に3日目を迎えた。

 今年1月にはA代表としてアジアカップに参戦するなど、日本のトップの場で経験を得た細谷真大(柏レイソル)は、トレーニング後、「アジアの戦いの厳しさをしっかり伝えていきたい」とチームへの還元を誓った。

 細谷といえば、フィジカルの強さを活かしたパワフルな突破とゴールに向かう姿勢が武器。その強みが存分に発揮されたシーンがある。昨年12月の天皇杯・川崎フロンターレ戦だ。
【PHOTO】マリ&ウクライナとの国際親善試合に挑むU-23日本代表招集メンバーを一挙紹介!
 69分、自陣からのクリアボールが前線に流れ、それに反応した細谷が抜け出した。相手DFに後ろから激しいタックルを受けたが、倒れずにゴール前まで持ち込む。しかし、最後はボールタッチが大きくなり、GKにキャッチされた。

 倒れていれば、相手DFにレッドカードが提示されていたかもしれない場面。しかし細谷は倒れなかった。

「もちろんあそこの場面は、いろいろ意見が分かれると思いますけど、自分は行けると判断して行った。あそこで倒れたら自分じゃないなと思っていたので、あのような判断になりました」

 こう改めて振り返った22歳のFWは、その得点への意欲について「小さい頃からフォワードをやらせてもらっていたので、ずっとある」のだという。

“自分らしい”ストライカーに。細谷はこれからもその意思を貫き、ゴールへ突き進む。

取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

【記事】「ルールを作ってほしい」闘莉王がアウェー北朝鮮戦の“放送なし”危機に私見「戦わないといけない」

【記事】「俺はもうサッカーは一切見ない」中田英寿が指摘する現代フットボールの問題点「分かっていない人が多い」

【PHOTO】短時間で天候が急変!U-23マリ戦に向け京都でトレーニングを行ったU-23日本代表を特集!
 
【関連記事】
「僕からしたらいつも通りのモリタ」日本代表主将・遠藤航、イラン戦後の守田英正の発言に見解「彼なりに意図はあると思いますけど...」
「俺はもうサッカーは一切見ない」中田英寿が指摘する現代フットボールの問題点「分かっていない人が多い」
北朝鮮に持って行きたいものは? 記者陣を爆笑させた久保建英の答え「遠足じゃないんで...」
「熱量のことを話す時点でレベルの低い集団」堂安律、アジア杯後の冨安健洋の発言に語った思い「そこをディスカッションしていてはいけない」
「佑都君に頼っているようじゃダメ」37歳長友のサプライズ招集に板倉滉が語った“本音”「日本代表を強くしていく上では自分たちの世代が...」

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト ガンナーズを一大特集!
    5月2日発売
    プレミア制覇なるか!?
    進化の最終フェーズへ
    アーセナル
    最強化計画
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ